社畜の刃 一人暮らしのすゝめ編




おぐりんが生まれた実家は山奥。最寄りのコンビニまで約15キロ、バスは一日に5本、そんな所から大学に通うのは不可能だった。




大学進学と同時に一人暮らしの許可を貰い、すぐに一人暮らしを始めた。




父は緩いタイプで、放任。




そのかわり母は口うるさいタイプで、出かける時も、定例の「気をつけて行ってきなさいよ。」から




「何かご馳走になったら、ちゃんとご馳走様言えなきゃダメよ!」とか




「家におじゃまする時は靴は揃えること!」とか




あれこれ小さい頃から、口酸っぱく言われた。




反抗期はなかったが、食卓で無口になった時期はあったなぁ。




だからそんな母と別れられるだけでも、気楽だし、成長出来ると思った。嬉しかった。




住み始めてみると、静かすぎて、寂しいこともあったが、新歓やテニスサークルで友達がわんさか出来、バイトも居酒屋モンテローザ系のキッチン。




寂しさなんてすぐに無くなった。

もともと料理に興味があったので、キッチンの業務もメキメキと上達。半年を過ぎた頃には、1人でキッチンを回せるようになった。




繁忙の時には、ピザを焼がまに入れて、唐揚げを揚げながら、中華鍋を振ったり、刺身を切ったり、デザートを作っていたりしたっけ。




そんな忙しく過ごしながらも、両親との距離を置いたことで、近くに居たら普段気が付かなかった感謝を感じるようになった。




休みの日いい天気だと、朝から布団を干して、洗濯機を回して、柔軟剤のいい香りを感じながら、洗濯を干すことの幸せも覚えた。柔軟剤の匂い、まじ最高。




ネットにいれなきゃいけない物も覚えたし、色落ちする物も覚えた。




色々な洗剤と柔軟剤の組み合わせを試したっけ笑。

(結局アリエールとレノアハピネスの組み合わせが1番だった)




初めは上手に出来なかった料理も、エビチリやモツ煮くらい一から作れるようになったし笑。




料理とは切り方や、調理方法も大事だけど、ダシの種類と使い方を覚える事が特に重要だと分かった笑。




ほんだし、白だし、コンソメ、オイスターソース、鶏がらスープ、中華味、みりん、料理酒などなど。。常備品ですね〜。




グラスや食器、一日に何百個もの洗い物を洗ってたせいで、家庭の洗い物なんて余裕だった。




たまり場だったので、毎日常に誰かくるかもという恐怖で毎日お掃除してた。勝手に掃除を始めるので、ルンバてニックネームも付いた。




そんなこんなで家事全般は何でも出来るようになった。




結婚してからも家事とは嫁ちゃんがやるものではなく、空いている方のどちらかがやるスタンス。




早く起きた方が洗濯を回し、干す。

思いついた方が掃除を始める。

休日の食事はおぐりんが担当。

洗い物も空いている方で。




食事なんて料理するのが大変なら、家族揃ってレトルトカレーでも全然OK




世の中には食事の品数であれこれ言う旦那も居ると言うが、テメェで買い物行って、料理して品数揃えてみやがれ。と言いたい。




という事で、一人暮らしで得られる事は多い。

(4年の居酒屋バイトで得たこともたくさん)

一つひとつの家事の大変さが分かっているだけで、相当の進歩。




家事を当たり前に嫁がするという認識は現代の結婚では通用しない。




出来なくても、手伝う気持ちを常に持ち、相手に寄り添うこと。それが愛というやつなのだ。

なんつってな!ただの日記ww




オチが分からなくなっちまったww




やってみよう、一人暮らし!

おわり〜〜