今日もいい天気ですねえ。というのによく行くページで何だって死体の話を
しているのだ。人間って不思議。そのついでに思い出した事がある。
医薬品会社で派遣社員として働いていた時に、派遣仲間から聞いた噂である。
数年前、ある国で旅行中の女子大生グループが現地民にレイプされた事件があった。
強姦は犯罪であり、特に幼い頃に性犯罪の犠牲になると精神的に多大な影響を受け
薬や病気や自壊や悪くすると犯罪に走ったりするのはネット上でもよく見る。
ところが通念的に被害者にも非があるようにも言われることもあり後の事を考え
泣き寝入りしてしまう場合も少なくない。
私であれば今更もうこの年だし、もし万が一のことあれば絶対訴えるが、
妙齢の女性達で、告訴も難しい海外での出来事である。シチュエーション的には
被害者の方々には失礼かもしれないが家までついていく方が悪い、と言われそうな
ケースで、事実そういう報道もかなり見られたと思う。
派遣仲間が聞いてきた話は「何故その事件が外部に漏れたのか」である。
上記の条件を考えると、泣き寝入りというか秘密にするパターンではないかと。
それが漏れたのは「一人だけ被害に遭わなかった女性がいたらしい」というのだ。
それが「なるほど被害に遭わないはずだ」と言うご面相。。。という噂、ですから。
で、その残った一人が帰国後喋りまくったというあくまで、噂。
事の真偽はわからないが、その時に昼飯を食べながら派遣仲間が、
「・・・でもね。その場合被害に遭う方と、残される方と、どっちがいいと思う？」
・・・いやあ、これには一同真剣悩んでしまいました。女としては残される方は
かなりきついでし、一人だけってのは。でも性犯罪の犠牲は嫌。
という話を沖縄のダイビングショップの従業員（25歳男子柴犬似）に聞かせた。
こいつはいい奴なのだが、まるで犬のように客を選ぶし（彼の新人時代を知る
私達夫婦には絶対服従である）特に女性客の扱いに差別をつけ過ぎるからだ。
ナンパならともかく商売なのだからそれは許されるはずがない。
彼は非常に感じ入ったように、
「わかりましたよ、さんでいさん。一人だけ残しちゃいけないんですね」
「・・・（何か違う気がする）」
「残す時は複数にして、また次回にすればいいんですよね」
「・・・（やっぱり違う気がする）」
ま、教訓は人それぞれ、ということで。