人の不幸に無関心であると、やがては自らがその不幸の中に飲み込まれて行く事になります。

 

かつて、サリドマイド薬害事件と言うものがありました。妊婦のつわり等を軽減させるために服用された薬によって、奇形児が次々に生まれてしまったと言うものです。専門家によってそうした報告がなされた後も、それを「科学的根拠がない」とし、日本ではその薬の製造が拡大されました。

 

 

また、薬害エイズ事件と言うものもありました。危険性があると認識された薬が投与され続けた事によって、約2000人もの人がエイズに感染し、速やかにその事実を伝えなかったために2次・3次感染まで起こってしまったものです。

 

この他にも、これまでに数多くの薬害事件が繰り返されて来ました。

 

そこで被害を受けた方達の苦労・苦悩と言うのは一生続くものであって、医療業界・行政のあり方と言うものが根本的な所から正される必要がありました。

 

しかし、人々はワイドショーとしてそれを見ながら「自分じゃなくて良かった」として終わらせ、医療業界からの生贄をマスコミがつるし上げる「トカゲのしっぽ切り」によってその都度幕引きがなされて来ました。

 

「こんな事ではいけない」「こんな事があってはいけない」「こんな事ではもっと大きな問題が起こる」

 

そう思って来た人であれば、現在進行形で起きている子宮頸がんワクチン・新型コロナワクチンの問題に巻き込まれる可能性は低かったのかも知れません。

 

「また、医療業界・行政がやらかした!」と言う視点を普通に持つことが出来るからです。

 

しかし、「自分じゃなくて良かった」と言う無関心によって受け流して来た人達は、「まさか、医療業界・行政が(自分に対して)そんな事をするはずが無い!」と根拠も実績も無い、マインドコントロールによる思い込みの世界を生きているのです。

 

だから、ワクチンを打てと言われれば、何の疑いも無く打ってしまいます。

 

つまり、問題の本質は「スピリチュアル的なもの」なのです。

 

ワクチン接種開始前にも、その危険性を訴える情報はそれなりに流されていました。しかし、多くの人々は上記のとおりのあり方によって、それを「頭のおかしな人達の陰謀論」「そんな訳がない」として耳を貸しませんでした。

 

これは1つの例としてワクチン(薬害)を取り上げたものですが、自然環境・食料・戦争など全ての現実においてこれと同じことが起き続けているのです。

 

社会にある問題を「自分じゃなくて良かった」で終わらせ続けている限り、いつかは自分がその問題の中に飲み込まれて行く事になります。

 

その「いつか」が「今」なのです。

 

そして、「今」になってどんなに必死になってそこにある問題を伝えた所で、「自分じゃなくて良かった」を繰り返し「まさか、そんな訳がない」と言うマインドコントロールの中を生きて来た人達には、何をどうやっても伝わりません。

 

その結果として、最後に自分達が大きな波に飲み込まれてしまったと言う事です。

 

そして、その問題が公になった後で、その原因をどこに見出すのかによって魂の進む道が決まって来るのだと思います。

 

自らのスピリチュアル的な問題に気付くのか、他人のせいにして生贄をつるし上げてそこに全ての責任を押し付けるのか。

 

魂の学びと言うのは万年単位での学びの中で進んで行くものであり、人間としての数十年と言う人生の中でそれに関わる事は・・・