クラブといえばハウスやテクノ、ヒップホップにレゲエやロック
(オレの中ではクラブのカテゴリーにトランスは入っていない)
などが広く支持されていますが、従来のソウルやファンク、ジャズ
などは2010年型に更新され、焼き直しを施されいまなお根強い
シーンも確実にあるのです。例えばオレでいえばジャズもしくは
アラウンド•ジャズ的な音楽が中心なプレイを心がけていますが、
単純に趣味趣向の問題かというとそれはまた別の話で、つまり
DJとしての「矜持」なのです。DJが自分で信じた音楽を実践する
ことで初めて外に向けての説得力を持つというか。

どこぞのジャズ評論家の方が以前著作で
「ジャズで踊るなんてテーゼは新しくもなんともない。元々
ジャズは踊るための音楽だった」
などともっともらしいことを仰ってましたが、それならいま
ここにきてジャズで踊らせてみろってんだ。それがどんなに
難しいことだと思ってるんだ、と。信じられない大上段から
しかも現場なんかちっとも知らない独善的なそういった物言い
はどうかと思います。悪口は全然構わないんだけど、オレ達は
行動で若い世代を生音に引っ張ってるんだ。足を引っ張るような
ことは止めて頂きたい。

自分の信じた音楽をダンスフロアを通じ共に分かち合うことは
衰退している音楽業界へのアンチでもありますが、世の中には
アンチ•ジャイアンツなどという信じられない人もたくさーん
いるわけでして、でもそのアンチテーゼが復興や革命の底を
支えていっていると言ってもいいかと思うのです。

正直、4/4ビートの音楽の方が「踊る」ことに関しては優しい
し、そのうえボーカルやストリングスが乱舞していたほうが
さらに分かりやすく、間口も広い。開けっ放し。

でも、それでもこういった『生音』な音楽はダンスフロアでも
有効であると確信しているし、地方都市でも啓発を続けている
人たちは沢山います。

そういった方達の思い全部込みでこのパーティが開催される。
沖野くん、松浦くんも同じ思いだと思う。但し、重い。


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新木場史上初!打ち込みの音楽一切なし。
DJ&ライヴバンドによる"生音ジャズ2010"。
あのサウンド・システムを 震わす名曲たち。

生音ジャズ2010
2010年9月10日(金)
新木場ageHa
http://www.ageha.com/

23:00 OPEN / START
DOOR 3,500円








出演者

DJ:沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)
  松浦俊夫
  須永辰緒
  GOTAN PROJECT (DJ SET / FRANCE)
  社長 (SOIL&"PIMP"SESSIONS)
  中村智昭

LIVE:中村雅人セクステット

DANCER:STAX GROOVE


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*当日はOrgan b.にて定例の「レコード番長」
w./小西康陽さん吉永祐介 もありますので自分の出番
は少し早いです。











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