秋草学園高校吹奏楽部第33回定期演奏会 | sunada3216の書きものブログ

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 去年は平日だった秋草学園高校吹奏楽部定期演奏会が、今年は日曜日ですよとチケット予約サイトからお知らせがありました。今年も同じサイトでチケット(無料)販売しているとは。
 会場もオータムコンサートと同じ狭山市市民会館。
 ちょっと緊張して「演奏会 服装」で検索して、クラシックコンサートにドレスコードは無いけど、ジャケットは羽織った方が良さそうだと思いました。
 こんなこともあろうかと仕事用兼ねて、ん十年ぶりに購入したネイビーブレザーをセーターの上から羽織って行きました。

 狭山市駅の改札を出るとおむすび権兵衛に「数の子にしんおむすび」のポスターが貼られていて、小腹を満たそうと納豆おむすびと一緒に買って、市民会館の庭のベンチで食べてから入場しました。おかげで腹持ちした。


 去年は感染対策で積まれたプログラムを自分で取る様にしてましたが、今年は入場時に手渡していただきました。
 場内へ入ると、校長先生じゃないかな?と思う方が挨拶を終えたところでした( ̄。 ̄;)
 開演間近で予約した7列目の席に座りました。

 去年と同じく歌って登場した高校生たち。オータムコンサートは白いジャケットだったと記憶してますが、定期演奏会は紫のジャケットに黒いスラックスの様です。
 歌う仕草も、楽器を置く時は口をつぐみ、向き直って歌を再開するという、「本当に歌っている」のがハッキリとわかりました。きれいな声なので、去年はなんかどこからか聞こえるって感じてたんですよね。

 第1部はクラッシックステージ。
1.行進曲「風の音に乗って」
 丁寧に音を出すのに聴き入りました。
2.レトロ
3.楽劇「サロメ」より~7つのヴェールの踊り
 夏のコンテストに、一昨年は辞退したので、今季は無事に出場できたのだけど、地区大会金賞も、県大会銀賞で、西関東大会に出場がかなわなかったとMCの上原つかささんが語り、レトロが課題曲でサロメの曲が自由曲なのだと紹介しました。
 メンバーの表情を見て、聴く方も神妙な気持ちになりますが、とても良い演奏でした。
4.星追う鳥たち
 これ1,2年生だけで出場した大会で演奏した曲だとアナウンスされたと思います。
 3年生が退場して、少ない人数で演奏しました。
 星の照明が映される中、なおも美しく音が響きます。
5.歌劇「トゥーランドット」より
 三年生が戻ってきて、部長のオーボエの美しい音に合わせて、照明が暗い中みんなチューニングしてから演奏しました。
 聴いたことある!と思う有名な曲のようです。「誰も寝てはならぬ」というセリフが有名とか。

 そして客席に見えていた、元文部科学大臣の先生の挨拶がありました。
 ここで15分休憩。
 トイレへ行って飲み物で緊張をほぐします。

 第2部はポップスステージ。プログラムにはお馴染みの「このプログラムをお手元に置いて、とにかく楽しんでください」と説明無し。
1.Walking with"Another DREAM"~夢ノひとときを~
 去年も見た高校生に扮した女性二人がチケットブースで「行ってらっしゃい」と言われ、笑顔で東京ディズニーランドへ駆け込む演技からの、場内をイメージしたディズニーメドレー。
 メンバーは白いズボンに履き替えて、動きやすそうに見えます。そして実際いろいろ動き回ります。ステージのサイドの出っ張りにも置いてある楽器へ向かい、さっきまで吹いてた人たちが鍵盤や太鼓を演奏しながら、片手で隣の人とシンバルを打ち合わせたりという離れ業を楽しそうにやってのけます(゚Д゚)
 ゴーストに追われて地べたを這いずる演技をしたりもします。
 そして観客席まで走ってきて踊り、今年は指揮者の三田村先生に誘われて、上原つかささんも軽く踊ってましたが、後で疲れたという意味のことを漏らしてました(笑)

2.伝説の「女性アイドル」メドレー
「昭和の」アイドルをやろうと三田村先生は言って、メンバーはYouTubeで調べたりしたそうです。
 メンバーが上着を脱いでスパンコールゴールドのベスト姿になったのはこのタイミングだったかな?
 モーニング娘。から入りました。これは平成じゃなかったっけ?
 その後はおニャン子クラブも振り付け入れてやってました。
 この辺りから楽器の音が大音量になりました。フルパワーで演奏するとこれほどなんですね。
 松田聖子の赤いスイートピーもやって、ピンクレディーのUFOもやってました。
 笑顔笑顔です。

 たしかここで部長の挨拶があったと思います。
 全員が一体となっていると思えたこのブラスバンドが、実はここまで来るのは並々ならぬ苦労だったことが伺え、涙誘われそうでした。

3.高度な技術への指標
 こんなタイトルだったのか。すごい早くトランペットが揃って演奏したりして唖然としました。

4.フライデーナイト・ファンタジー
 上原つかささんが「あの頃ドリフターズが8時だよ全員集合と言い・・・」と語り、「金曜日には水野晴郎さんの名台詞とともに金曜ロードショーがありました。懐かしいですね」と続き、「それではトランペット三年生のソロでお楽しみいただきます」と言って、え?!となった瞬間、スタスタと一人トランペット持って出てきて、舞台の前で構えて演奏してきた懐かしいメロディー。
 実に美しく叙情的な音でした。
 演奏後一礼して下がろうとするのを、三田村先生がグータッチを求め、もう一回挨拶しろと指示して、万雷の拍手が沸きました。

 ここで毎年恒例、上原つかささんが三年生に言葉を贈りました。
 三年生一人一人に話を聞いて、部長が語ったような苦労を感じたとして、ねぎらっていました。
 起立して聞いていた三年生の目頭が熱くなっていくのを感じてました。

5.フーテナニー
 定期演奏会はこの曲で終わるのが恒例らしいです。
 そして去年同様三田村先生が三年生一人一人に声をかけに行き、三年生が泣きながら頷く光景が続き、下級生がそっと目元を拭っているのが見られ、客席からも泣いている気配が感じられ、もらい泣きの涙を流しました。

 三田村先生が挨拶して退場したあと、メンバーがまたあの美しい歌声で斉唱し、照明が真っ暗になり、歌声が止まったと思ったら明るくなって、メンバーはパートごとにおそろいの色のポンチョを羽織っていました。
 各パートのソロの連続がある元気な演奏と、メンバーの移動。
 フィナーレにふさわしい華々しさでした。

 上原つかささんが出てきて、三田村先生とグータッチと握手どっちだと噛み合わないリアルコントみたいなのから一礼して退場し、三田村先生も退場して、メンバーも手を振って退場しました。
 出口へ向かいながら振り返ったら、ステージ上の椅子にはメンバーのジャケットが掛けてあり、胸に余韻が響くのでした。

 以上、うろ覚えなので、現実にこうだったかわからない光景です(^_^;)
 長文ですみませんでした。
 素晴らしい演奏だったと伝われば幸いです。