ジョシュ・テイラーVSジャック・カテラル 再戦(Sライト級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

日本では話題にならないが開催国では非常に注目される試合がある。

昨日、DAZNで生配信されたジョシュ・テイラーVSジャック・カテラル2もそんな一戦。


テイラーはWBSS優勝、Sライト級四団体制覇を為し遂げ井上尚弥と並走していた。いや、井上をアンダーカードに従え、クラスがSライト級だっただけに前途洋々な未来が待っているかに思えた。だが四団体統一後の初戦でジャック・カテラルに大苦戦。各統括団体はテイラーのタイトルを次々剥奪、もしくは返上を迫り、四団体王者はあっと言う間に単なるWBO王者に。


そして、テオフィモ・ロペスに敗れて無冠になった。

カテラルはテイラーのキャリアを狂わせた因縁の相手。


一方のカテラルは日本ではホルヘ・リナレスのラストファイトの相手として知られる。DAZN加入者にはお馴染みの選手。


サウスポー同士の一戦。

初回、テイラーは速い右ジャブを突いてプレッシャーをかける。カテラルは左クロスを合わせる。



2ラウンド、右の刺し合い。テイラーの方が手数は多いがヒット数はカテラル。


3ラウンド、テイラーの左がカテラルの顎を撃ち抜く。カテラルの動きが鈍る。


4ラウンド、カテラルの方が重そうなパンチを打つ。テイラーのガードのアウトサイドから左を捩じ込む。


5ラウンド、カテラルが積極的に攻める。テイラーは手が出ない。


6ラウンド、下がりながら打つカテラルの方が正確にヒットを奪う。


7.8ラウンド、テイラーは前に出るが有効打は少ない。これまでよりカテラルが消極的に感じる。


9ラウンド、テイラーが積極的に攻める。カテラルは打ち終わりに連打をまとめて見栄えが良い。


10ラウンド、下がりながら打つカテラルの右ジャブが正確。テイラーは一発貰うと動きが止まる。


11ラウンド、カテラルの左カウンターが炸裂。

テイラーの腰が落ちる。

ライトラウンド、テイラーは前に出てカテラルが迎え撃つ。最後まで似た展開のまま試合終了。

判定はユナニマスでカテラル。

カテラルはリベンジ成功、テイラーは再起失敗。

テイラー、ファイター化したのが裏目に出た。
カテラルは相手が攻めてきてこそ真価を発揮するだけにテオフィモ・ロペスとの対戦が決まれば噛み合うかもしれない。