ユーリ阿久井VS桑原拓 再戦(WBAフライ級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

東京ドーム四大世界戦第一試合。


すでに雌雄を決した筈の両者だがより高いステージで再戦。


初回、桑原はサイドに動きながら回転の速い連打を放つ。阿久井はブロッキングをしながらプレッシャーをかける。阿久井の右が軽いながらも良いタイミングで桑原を捕らえる。


2ラウンド、阿久井の肩越しの右がヒット。桑原の動きが鈍る。

3ラウンド、阿久井が追い回す。桑原、パンチにウェイトが乗っていない。

4ラウンド、桑原、ボディが効いている。ハンドスピードはあるが初回程にはサイドステップが速くない。

5ラウンド、阿久井のステップインが鋭い。下がりながら打つ阿久井とは威力が違う。

6ラウンド開始早々、阿久井の1-2→ジャブがヒット。桑原の顎が上がる。ラスト20秒、桑原は連打を見せるが軽い。

7.8ラウンド、阿久井のプレッシャーが強い。桑原、ハンドスピード、回転力は落ちていないが貫通力で負けている。

9.10ラウンド、桑原、ポイントが劣勢なのはわかっていると思うがスタイルを変えない。ウェイトの乗ったパンチを打ちたいが重心が後ろにある。

11ラウンド、阿久井は立ってさえいれば勝てるであろうが積極的に攻める。

ラストラウンド、阿久井の左ボディで桑原の身体が曲がる。桑原も意地で手を出すが倒せる威力はない。
勝負は判定へ。

採点はユナニマスで阿久井。

本音を言うともっと阿久井は苦戦するかと思っていた。見事な勝利。

阿久井、2024年上半期の国内MVPと言える。