梅雨の時期に怖いのは大雨のリスクです。一般的なマンションでは1時間の雨量の上限が50~70mm位までを想定して建てられています。それを超えて来ると逆流や予期しない浸水などのリスクが高まります。

 

■1時間あたりの雨量でわかる注意すべきレベルとは?

梅雨や台風シーズンになると、急な豪雨やゲリラ豪雨による災害が各地で発生します。特に短時間に大量の雨が降ると、土砂災害や浸水被害が発生する危険が高まります。そこで今回は、1時間あたりの雨量を基に雨の強さを知り、どのくらいの雨量でどのような災害リスクがあるのかをわかりやすく解説します。

 

■今注目の10分間降雨量が引き起こす災害とは?

 

近年、日本各地で「記録的短時間大雨情報」が発表されることが増えてきました。特に注目されているのが「10分間降雨量」。たった10分間の雨なのに、土砂災害や浸水など大きな被害をもたらすケースが少なくありません。

■ 10分間降雨量とは?

「10分間降雨量」とは、ある地点で10分間にどれだけの雨が降ったかを示す指標です。通常の降水量が1時間単位で示されるのに対し、より短い時間での降水を把握することで、局地的な大雨(ゲリラ豪雨)の影響を評価しやすくなります。

たとえば、

  • 10分で20mm以上の雨  →  強い雨

  • 10分で30mm以上  →  激しい雨

  • 10分で50mm以上  →  災害レベルの危険な雨

このような短時間での集中豪雨は、気象庁の「記録的短時間大雨情報」でも重要視されています。


■ こんな時はすぐ避難を

1時間に50mm以上の雨が予想・観測された場合は、「災害が発生してもおかしくない」レベルです。特に以下のような状況では、すぐに避難の判断をしてください。

  • 近くに川や用水路がある

  • 傾斜地・山のそばに住んでいる

  • 過去に浸水や土砂崩れがあった地域

また、スマートフォンの緊急速報や自治体の避難情報も必ず確認しましょう。気象情報は刻一刻と変わるので、信頼できる情報源から最新の情報を得ることが重要です。


■ 備えが命を守る

災害は「まさか」の時に起こります。しかし、1時間の雨量からその「まさか」を予測することは可能です。日頃から以下の準備をしておきましょう。

  • ハザードマップで自宅周辺の危険箇所を確認

  • 非常用持ち出し袋の準備

  • 家族との避難ルート・連絡手段の確認


■ まとめ

雨の強さを1時間あたりの降水量で把握することで、災害リスクをより具体的に理解できます。「まだ大丈夫」ではなく、「そろそろ危ないかもしれない」と思える知識と感覚が、自分と大切な人の命を守ります。

天気予報をただ見るだけでなく、雨量に注目して“行動する”備えをしていきましょう。