消失点と現実存在 | totoporuto 4thのブログ

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先ずこのイラストを見てみよう。

 

どうだろう。

緑の立方体が、ノモクロの立方体より不自然に感じる。

 

青いラインは収束を見せている。

モノクロのは、それに同期している。

 

つまり、消失点が一致しているのだ。

縁のはそっぽを向いている。

 

このイラストには2つの消失点があり、そこが不自然さを醸すのだ。

 

消失点は、

1点透視であれ、2点透視であれ、3点透視であれ、

複数あっては画像が破綻するのだ。

つまり、世界像の破綻である。

世界内存在の我は、一つでなければならない。

 

正に消失点が、我であり、

そこにこそ現実存在が成立するのだ。

 

消失点(Vanishing Point)が、

現実存在(Reality)を与えてくれるのだ。

 

世界を見る時、

その消失点を感じ、

我を客体化する。

 

私がここにいます。

 

この孤独は、リアルなのだ。

それを認めなければ、

世界が、バーチャルになってしまう。

 

僕は必死に、

貴方に消失点を照準する。

 

 

 

 

私がここにいます。