「イマドキの二世帯住宅」第3話 

シェアハウスととらえると旨くいくかも 

最近話題になり始めたシェアハウスをご存知だろうか。 

 

住み手のいなくなった住宅を賃貸住宅にする、その場合、一軒丸ごと貸すか、アパートに建て替えるなどがこれまでは一般的であったが、最近、利便性の高い所では改装してシェアハウスにするということも増えてきているようだ。 

 

単純に言ってしまうと、玄関、キッチン、リビング、トイレ、洗面、浴室などは共用にして、一部屋だけを自分の居場所にするという賃貸方式だ。 

 

大きさも様々だが、5人位から10人程度で共用するのが一般的な様で、女性専用、男女問わずとタイプもいくつかあるようだが、一人暮らしの他人が一つ屋根をともにするという暮らしだ。

 

メリットは利便性がいい、家賃が安い、自由でありながら共同生活場面もある、最新の暮らし方式で面白そうなどいろいろとありそうだ。 

 

シェアハウスを普及しようと頑張っている方から何回か話を聞いたが、シェアハウスの生活がうまくいくかどうかは、最初のルール付けにあるそうだ。 

 

普通の賃貸住宅とは違って共有部分の共同利用の場面もあるので入居者任せにするのではなく、その生活のルール付けをするシェアハウス専任の管理人が定期的に回っていて、住人同士が混乱しないように、生活の流れが安定してくるようにコントロールしてくことが欠かせないことのようだ。 

 

実際の細かいことはよくわからないが、この話を聞いていて二世帯住宅の暮らしがうまくいくヒントがここにありそうだと思った。

 

二世帯住宅も玄関やキッチン・リビングなど共用にする場合も多い。これではうまくいかないと考えて、生活部分を完全に独立した二世帯住宅も多い。 

 

二世帯住宅がうまくいくかどうか、家づくりの観点からみるとどうしても間取りの話になりがちだが、それ以上に重要な要素があるだろう。 

 

当然、人の問題だ。心の問題だ。感情の問題だ。考え方の問題だ。そしてその対応の問題だ。 

 

シェアハウスで考えると入居者一人ひとりが、そこでの暮らしのルールを身につける、それを助ける管理人がいる、そういう構図でバランスをとる努力をしているようだが、 

 

この図式は二世帯住宅にも当てはまりそうだ。 

 

シェアハウスは他人の集まりだが、二世帯住宅は家族である。

 

それだけに難しい要素も多くなり感情的にもなる。

 

それを理解した上で、その家の生活のルールあるいは触れてはいけない人間の尊厳などを守る努力を家族それぞれがする。 

 

その上でシェアハウスにおける管理人がその家族に存在するかどうかが大きなテーマになるのかもしれない。

 

同居していない家族でもその役割は果たしうるかもしれない。

 

田中慶明

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