西尾道徳氏「検証 有機農業」より

 

日本での有機農業の始まりは

1935年(意外と古い…)に宗教家の

岡田茂吉氏が提唱した「無肥料栽培」。

 

ほぉ、宗教家からの発信なんだ!

と意外でした。

 

ちなみにヨーロッパでも、始まりはオーストリアの

「霊的哲学者」であるルドルフ・シュタイナーの提唱で

「無機肥料の使用により、食品の中に含まれる

自然界が持つ霊的エネルギーが低下してしまう」

という主張とのこと。

(当時は化学合成農薬がまだ使われていなかったので

 化学肥料にのみ言及している)

 

有機農業って「宗教的」という人もいますが、

始まりがそもそも、こういうところから来ていたのですね。

知らなった…

 

さて日本に話を戻して。

 

岡田茂吉氏は、エネルギー理論とかではなく

自身が家庭菜園で無肥料栽培をしてみたところ

生育が良く虫もつかず、体に良い作物ができた

という体験から「自然農法」の普及を開始したとのこと。

 

これを引き継いでいるのがMOA自然農法文化事業団。

MOA自然農法は、

国が定めている有機農業(有機JAS認証)の考え方とは一線を画しており、

有機JAS認証では一部の化学肥料や農薬の使用を認めているのに対し

MOA自然農法ではもっと厳しく制限している。