さて、そんな心の闇を持った私はどうしたらよいのか。
読み進めていたら、加藤諦三先生は、こんな風におっしゃっていた。
自分の何を他人に隠そうとしているのか。心の底で感じている実際の自分と違った自分を他人に印象付けようとして、逆に嫌われたり、信用されなくなる。
欠点があると好きになってもらえないと不安になってそれを隠そうとしてしまうが、欠点があることではなく、それを隠すことが、好かれず、信用されない。
好かれているということは、相手にことさら何もしてあげる必要はない。
好かれるということは、相手は自分に満足しているということ。
何もしてあげなくても、自分と一緒にいることで満ち足りているということ。
でも、心の底が満ち足りていないと、色々無理をしたり奉仕したり役に立とうとする。
その人から悪く思われないようにという防衛的姿勢ではなく、それよりも、相手の事を見て、理解するべきだ、と。