困惑 | 日常のどうでもいい独り言

日常のどうでもいい独り言

普通のおばちゃんの日常日記です。些細な事をこっそりとつぶやいていくつもりが、左足剥離骨折日記となり、介護日記へと変わり、両親を看取り終えて次は何?と思ったら61から保育士デビューをして古びた新人となり、日々新発見!さぁこれからどうなる私の日常!

母の調子が良い!
朝日を浴びて、新聞をよんでいる。

その姿が、とっても嬉しい。

あと30分もすれば、デイサービスのお迎えの車が来る。

と、

母が台所に行って、何やらゴソゴソしている。
何をしているの?と声をかけると、

いたずらを見つかった子供のように、
小袋を慌ててポケットに入れようとする。
ポケットより大きな小袋が隠せるはずもなく、
見せて?と私が言うと、
これは、これは、
と、強く握りしめて、見せない!


中身は、お菓子。
砂糖のついたまま毛糸で編んだペットボトルケースに入れている。

何処に持っていくの?
今日は、デイサービスに行く日だよ。

そう言う私に、

お父さんのところに行こうと思って!

という。

もう、心臓が口から出そうな気がした。

ーーー。

お父さんは、死んじゃったんだよ!
と伝えた。


お父さんのところとは、
位牌のある所なのか、
お墓の事なのか、
亡くなった事を忘れたのか、
言葉少ない母の思い違いは、よく分からない。

とにかく、
穏やかに新聞を読んでいた母に安心していた私は、また、冷や水をかけられた気になった。


あー、

とても悲しくなった。