神奈川県に住んでいると 横浜から成田空港へ行くときは、
安価なリムジンバスという選択が多いのですが……、
今回の温鉄旅は、鉄道番組に酒好き放送作家の六角セイジ氏が
「飛行機に乗らなくても160㎞/h体験に行きますよ!」なんて
発言されたのを聞き、急に行きたくなったので、スカイライナー
と温泉と紅葉を組合わせて出掛けてみました。
1.京成上野駅
西日本の方はご存じないかもしれませんが、上野公園、西郷
像の真下にあるこの駅。JR線と乗換えは、日暮里駅の方が便利
なので、なかなか利用しない駅ですが……。。。
9:20発のスカイライナー19号に乗ります。
ホームに降りてみると、「2500万人達成記念車」が
なかなか、今回も鉄運気がいい~~。
山本寛斎氏デザイン、いつ見てもカッコイイ~~
いざ、成田空港へ!!
スカイライナーは高砂から京成本線ではなく、北総線+
成田スカイアクセス線の短絡ルートを行きます
2.車内内装探訪
1)運転席
運転席は補助席はなく、運転士1人仕様。計器類も少なく
シンプルです。
2)客席
車両端部には、空港アクセス特急必須のスーツケース置場。
客席は、青色基調。
毎度おなじみ、Sumioの座席リクライニング角度は28度と
でました。 背もたれのクッションがJR等のそれより薄いのは、
「(京成担当者曰く)40分弱の鉄道旅でヒザ前のゆとりを優先
したため」とのこと。全日空機の国内線用シートも同様に、
薄いですよね
3)ロールスクリーンと窓スレッド
日よけロール・スクリーンのデザインは、何でしょう(波)
写真では分かり難いのですが、Sライナーは、窓を大きくした
ためか?窓中央に太目のナイロン製?スレッド2本あります。
これは、ロールスクリーンを分割するためだと、思われます
窓サッシを設置すればいいのですが、眺望が損なわれるので、
この設計にしたのでしょう苦労が伺われます。。。
4)超シンプルな洗面所。
コーナーを上手く活用していて、カッコイイ(5号車)
5)バリフリトイレも広そうですね。。。
6)そして意味の分からないサービスコーナー……(4号車)
6)そして、車端部ドア上には、鉄心をくすぐって止まない
モニターが走行路線案内。
1項で書いた通り、Sライナーは青線の京成本線でなく、オレンジ
線の北総+成田スカイアクセス線の短絡ルートを行きます
そして、画面は、ランダムに運転席の展望映像に切替わります
京成線は基本的に運転席後ろの被り付きプレィスの幕を下ろ
さないのですが、Sライナーは上野と成田空港付近で地下鉄
区間を通るので、遮光幕を降ろして、前方が望めません。
そのため、前方展望を望めないマニアのための措置でしょうか
3.車窓
1)都区内
京成線都内区間の車窓は、東京スカイツリーに限る
成田方面に向かって、右側に見えます京成線は都内区間は
高架橋が多いので、眺め易いのです。
都区内の高層ビル群の隙間から、見隠れします。
2)北総線区間(高砂~印旛日本医大)
関東平野大平原の北総線高架橋・盛切土区間を高速で
ブッ飛ばすのが大好物です。Sライナーは、線路設備の
防音対策が施されていないため、130㎞/hに留まります。また、
アクセス特急(羽田~都営~成田)でも120㎞/hを楽しめます。
3)成田スカイアクセス線区間(印旛日本医大~成田空港)
この区間は新線で田畑ばかりで、且つ防音設備がはじめから
設置されていたため、Sライナーは在来線最速160㎞/hで運転
されます。2014年に印旛日本医大駅に訪れて、その辺りの
こと少々書いてます。文章・写真脆弱でかなり恥ずかしいです
が…https://ameblo.jp/sumioc57/entry-11786058608.html
(お久しぶりSumioの鉄道技術講座)
国土交通省令では160㎞/hを境にそれ以下は「普通鉄道
構造規則」それ以上では、「新幹線鉄道構造規則」で構造物・
電気施設を建設することになります。後者になると建設費用が
大幅にあっぷするため、160㎞/hをMaxに鉄道の種別が分かれ
ます。北陸新幹線開業を機に廃止された ほくほく線「はくたか」
は普通鉄道最速の160㎞/h運転が有名でした。
4)スカイライナー160㎞/h運転席(最後尾)眺望動画
スカイライナーの運転席眺望はYouTubeにあまたアップ
されているだろうと、検索しても、前述のスクリーンが降ろ
されているせいで、ほとんどありません。。。
なので、最後尾眺望ですが、アップしておきます。
デジタル速度計が130㌔付近からどんどん上がっていきます。
(速度計は157㎞/h止まりですが…)
撮影中、車内巡視で出ていた車掌さんが戻って来て、
撮影していたSumioに気付き「途中成田エクスプレス(Nex)と
並走して、Sライナーが抜いていく時もあるんですよ」と教えて
くてました
次回は4.成田空港駅から