スタッフが発揮すべきコミュニケーション | 介護経営に役立つ情報 by 吉田りゅうた

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前回の記事、「スタッフと組織」でスタッフ間のコミュニケーションをイメージしやすいように書いたつもりです。でも、もっと掘り下げなきゃいけないと思ってます。

でも、この点に触れる前に、「スタッフ ⇔ 利用者様」「スタッフ ⇔ ご家族」「スタッフ ⇔ ケアマネ」に触れる必要があります。


介護施設は、利用者様中心にスタッフが動くべきです。

もちろん、ケアマネもそうです。

本来的には、ご家族が介護する方がいいんでしょうけど、それぞれ事情があって介護施設に通うという選択をされています。

ケアプランにも反映されているように、利用者様とご家族の意思・希望などをケアマネやスタッフが読み取って、プランを作り、介護を行い、見直していくんです。これが、ケアプランを中心としたPDCAサイクルです。


コミュニケーション能力は、「意思や希望を読み取る力」も入ります。利用者様やご家族は、千差万別の意思や希望を持っています。上手に表現できる人も居れば、そうでない人もいます。スタッフは、言葉だけでなく、声のトーンや表情、生活背景など可能な限り理解した上で、読み取らなければプロといえません。


もちろん、初めからうまくいかない場合がほとんどだと思います。コミュニケーション能力が高いスタッフほど、PDCAサイクルの「C:チェック」「A:改善」をします。利用者様やご家族とお付き合いが長くなれば、初対面の時の情報量は格段に違うわけですから、チェックと改善は容易にできるはずです。


この意味で、ケアプランが形骸化している施設は、コミュニケーション能力が低いスタッフがいると判断してもいいでしょうねぇ。。


さて、PDCAサイクルにもう少しふれると、ケアプランを改善するにあたって、スタッフは利用者様とご家族、ケアマネに対して説明責任があります。全員が納得しなければ、プラン変更はすべきではないでしょう。ここで問われるのは、「伝える力」です。伝える力は、経験してきた知識(経験知といいます)と勉強してきた知識(理論知)をバランスよく入れて、素人でも解り易く伝えることが大切です。


まだ、介護施設におけるコミュニケーション能力を総括するつもりはないですけど、あまり冗長になってはいけないので、今日はこの辺にします。


ではでは。。


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