最初のテーマに「サービス」を選んだのには理由があります。
その一つの理由を書きます。
2014年1月からの1年間、クライアントの人の出入りを調べたら、全部のクライアント先で約3分の1のスタッフが退職していました。
もちろん、やむを得ず退職されたスタッフもいらっしゃいます。
その一方で、数日で退職した人も居ました。
介護スタッフは本当に出入りが激しく、ひどい人は数日と言わず1日で辞めてしまいます。何故でしょう?
介護の仕事を理解して入社しているはずなのに、やはりギャップがあったのでしょうか?辞めた人にそれぞれ理由を聞かなければ真の意味での答えは出ませんけど、ある傾向があるような気がしてなりません。
私は、すぐに辞めてしまうスタッフの傾向として、「サービス精神に乏しい」と感じています。サービス精神旺盛な人って、本当に一所懸命、相手を楽しませようとしますよね。あれって、本能的にサービスの特性(無形性、消滅性・・・ってやつです)を知っているんだと思うんです。つまり、「今この場で楽しませないと次は無い」みたいな事が分かっているんだと。。。それに、相手を楽しませることが好きだから、レクでも新ネタ考えるし、雰囲気づくりもプラスに働くし、何より利用者様のことをよく見てる。こういう方って、やりすぎない限り利用者様のウケはいいと思うんです。
一方、サービス精神に乏しいスタッフは、レクでも気後れしたりして。
本当に介護だけをやろうとしたりして。もちろん重要な仕事でしょうけど、前の記事でも触れたように、ヒト相手の仕事ですから、コミュニケーションが与える満足感って分かってないと厳しいですよね。
採用する側も、いくら慢性的な人手不足だからといって、サービスがどっち向いてるのか分からないスタッフを採用するのは、結局、事業所として良くない方向に向くものだと知ってなきゃいけないと思います。雰囲気づくりの足手まといになったり、直ぐに辞められたら結局、また新人を一から育てなければならないですし。
なので、面接時にはサービス精神の高低を測る物差しとキーワードを持って臨んだらいいのではないでしょうか。
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