あぶってかも を作ってみました | 魚菜の料理ブログ 

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ジギングで釣った魚を中心にシンプルに美味しく料理します。
魚の寝かせは奥が深くて面白いですねー 

福岡の有名な郷土料理

あぶってかも

を作ってみることにしました。

 

あぶってかも は前処理無しのスズメダイに強い塩をして

これをこんがり焼いて

鱗やはらわたごと食べるものでして

ええ

頭からばりばり

 

スズメダイは刺身で食べても

焼いて食べても

脂が乗って非常に美味しい魚ですが

 

釣り人からは外道扱いされて

リリースされる不思議な魚です。

多分本命の魚より美味しいと思います。

 

 

久々に地元の紀伊長島に餌釣りに行きまして

すごく渋かったんですが

都合の良いことにスズメダイが2匹釣れたので

自家製あぶってかもを作ってみることにしました。

 

 

アミエビで寄せたスズメダイの内臓を食べるのは

やや抵抗があったので

1匹腹を開いてみましたが

腹の中にかなり脂を巻いており

これを取り出すと

美味しくない方向に味が行ってしまうきがしまして

そのまま塩をして食べることにしました。

 

 

塩の仕方や作り方はIT検索してもばらばら・・

塩をして寝かせるのは共通のようですが

半日干すとか干さないとか

ばらばらですね。。

 

当方は

かなり強く塩をして8時間寝かせ

軽く水洗いしてから

こんがり焼く方法にしました。

 

まずは

丸のままかなり強い塩をします。

これはスズメダイの鱗の上から塩をすることと

スズメダイは脂が強いので塩が浸透しにくいためです。

 

8時間そのまま寝かせた後

水で塩を洗い落とし

 

20分間

魚焼き器に入れて中火でこんがり

鱗が焼けるまでじっくり

焼きました。

 

こんがり焼けました。

 

背びれをとってかぶりつくと・・

 

美味い!

スズメダイ本体は美味い魚だから当然ですが

良いあんばいに塩が効いて

ほくほくして柔らかい脂が乗った身

香ばしい鱗の味

 

ただ塩焼きにするより

確かに美味しいです。

 

はらわたは

全く癖が無く

美味しいかったです。

抱卵してました。

 

頭も全て美味しくいただきました。

 

背骨がやや硬いので

このような残骸が残りました。

 

あぶってかも

本場で食べても

同じ味かな?

 

本場で食べたこと無いので

わかりません。