JIN-仁- 読み終わった・・・ | Sumiko's Playground

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基本ネタバレなのでゲーム、ライブ、ドラマなど結果を
知りたくない方は見ないでね。

いまさらなんですが、だいぶ前に「JIN」読み終わりました。
6巻まで読んで感想書いて、その後放置しとった事に気がついた。あせる

そんなわけで、最後まで読んだ感想は・・・
もちろんネタバレなんで、今ドラマにハマってる方もこれからコミック読もうと思ってる方も結末を知りたくない方はパスしてね。




ひと言で言うなら、とっても面白かったけどもうひと捻り欲しかった。(どんなん?)
結末は、ほぼ想像通りだったんで、もう少し「え~~っ!! そうだったんだぁ~~!!叫び」ってびっくりするような大どんでん返しが欲しかったかも。

歴史がほんの少し変わってしまった現代に戻って来るってのは、なんとなく予想出来た。
現代に帰ってきたら病院の前に「近代医学の父」とか銘打ってド~~~ンと幕末時代の自分の銅像が建ってて唖然とする・・・みたいなのを想像してた。(コメディーじゃないんだからあせる

予想外だったんは「幕末に飛ばされた仁先生のほうがまたあの時代へ帰って行く」という展開。
ま、そーしない事には現代に仁先生が2人現れる事になっちゃうもんね。


でも幕末もの漫画としてはなかなか秀逸!!
かなり楽しめました。
龍馬と絡んでるけど、仁先生は幕府側の人なんよね。
幕府方の人間なんで沖田の治療をするんも当然の成り行きだけど、まさか龍馬の暗殺と沖田をあんなふうに絡ませるとは思わなんだよ。
勝海舟がそれとなく仁先生に歴史の行く末を聞くんも、ちょっと面白かったり。
もちろん、近藤さんの肩から銃弾を取り出したんも仁先生。
ペニシリンがあってよかったね~。(そーゆー問題?)

でも・・・JINは歴史ものじゃなくてSFものなんだから、どうせなら龍馬が明治まで生きてて、明治政府は慶喜がまとめていた・・・ってくらい歴史を変えてもらいたかったな。

作者の意図としては、ひとり医者が過去に飛ばされたくらいでは歴史の大きな流れは変えられないって事なんでしょうけどね。
まぁ、一番大きな変化があったんは、まちがいなくペニシリンの発見でノーべル賞を受賞したフレミングの人生でしょうね。
彼は、JINの世界ではどんな人生を送ったのでしょうか・・・・ 気の毒に。

連載の都合上しかたが無い事なのでしょうけど、途中本筋とは関係ないエピソードがいくつか入ってるんですが、そこでは医療担当ブレーンが暴走気味。(おぃ)
「こんな手術も出来るんじゃないか?」「あれもやらせてみよう!!」って医療担当ブレーンが面白がってやらせたんじゃないかってオペもあったりして。
「さすがにそれはちょっと無理があるだろ?」みたいなツッコミ所満載デス。
まぁ、それはそれで面白いっていえば面白いんだけど・・・・にひひ

ドラマのほうは完結編は全く見てないんで、原作とどれほど違ってるんかよくわかんないんですが、少なくとも結末は同じに出来ないですよね。
あの結末は現代に生きる仁先生には恋人がいないって設定だから出来たわけで・・・
原作と同じ結末にしてしまえば、ドラマの仁先生はとんでもない二股男になってしまう。(おぃ)

さてさてドラマのほうはどんな展開になってんでしょう。べーっだ!


読み終わって改めて思ったんが、今の日本っていろいろ大変な時代ではあるけど、誰もが自由に意見が言えて、誰もが自由に海外へ行けて、なろうと思えば(簡単ではないけど)誰でも大臣にだって首相にだってになれる時代・・・これって、まさに龍馬が夢に見た時代なんだなと。
龍馬が夢見て、実現するまでに100年以上かかったんだなと・・・

しかしながら、出来る事なら「わたしたちが選んだ首相はこの人です!」と胸を張って龍馬に紹介できるような首相であって欲しかった。ガクリ

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