28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発。前日比10銭円高・ドル安の1ドル=89円85~95銭で取引を終えた。米経済指標が市場予想より低調だったことや米株式相場の下落、欧州景気の先行き不透明感などを背景に、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が広がった。低金利の円が相対的に金利の高いユーロに対して上昇し、対ドルでの円買いにつながった。

 12月の米耐久財受注額は前月比の伸び率が予想を下回り、週間の新規失業保険申請件数保険は予想よりも多かった。一部ハイテク株の下落もあって米株式相場が大幅に下落し、投資家がリスク資産への投資姿勢を弱めるとの見方が強まった。

 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英銀行システムについて、低リスクで最も安定しているとはもはや考えられないと指摘し、欧州の金融不安が改めて意識された。ギリシャの財政懸念も引き続きくすぶり、対ユーロでの円買い圧力を強め、円の対ドル相場を押し上げた。円は一時89円62銭まで上昇した。

 米上院本会議はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の再任を可決した。同議長の再任は既に相場に織り込み済みで、目立った反応はなかったという。ニューヨーク市場での円の安値は90円29銭だった。

 円は対ユーロで反発。前日比60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=125円55~65銭で取引を終えた。ギリシャの財政や欧州の金融システムに対する懸念などを背景に、円買い・ユーロ売りが優勢だった。

 ユーロは対ドルで3日続落。前日終値の1ユーロ=1.40ドル台前半から1.39ドル台後半に下落した。欧州の先行き不透明感などを受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢だった。この日のユーロの安値は1.3946ドル、高値は1.4015ドル。

 英ポンドは対ドルで下落。1ポンド=1.61ドル後半から1.61ドル前半に水準を切り下げた。銀行システムへの不安がポンド売りを誘った


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