ジャパンラグビーリーグワン
三菱重工相模原ダイナボアーズの
ヘイデン・ベッドウェル=カーティス選手
(以下、HBC)
今季限りの退団を発表したあと
ダイナボアーズ最後の試合となった
入替戦第2戦
試合終了間際
マット・トゥームア選手のトライ後、
普段はゴールキックを蹴らない
FWのHBC選手が、
最後にコンバージョンを決めて
退団の花道を飾るという
とても素敵なシーンがありました。
その試合で引退する選手が
最後にゴールキックを蹴ることは
時々見るシーンではありますが、
試合後、HBC選手(左)に聞くと
「いつも練習後にピックン通訳と一緒に練習していました。何回か『FWだから蹴るな』と怒られたことはありましたが(笑)」
なんと!!
ピックンダグラス通訳(右)と
練習していたことを笑顔で暴露!!
それを通訳しているピックン本人も
まるでイタズラが成功した時の表情(笑)
それにしても
前キャプテンの退団を
ゴールキックで送り出すとは
粋な計らい・・・かと思いきや
「パップ(マット・トゥームア選手)がトライを取ったので『自分が蹴るよ』と言いました。自分もちょうどゲームキャプテンだったので、そこは『キャプテン』と『センパイパワー』を使って・・・」
※本人によると
スーパーラグビーでも
1度蹴ったことがあるそうです。
シーズン途中に
今季限りの退団が決まった後も
ハードワークを続けてきたHBC。
「このチームが大好きですし、一緒に戦ってきた仲間のためにも戦いと思いました。日本に来て所属した唯一のチームですから、サポートしてくれた人への恩返しもしたいと思っていました。自分は、どの試合でも80%や90%でプレーするキャラクターではないと思っているので、毎回100%出したいというところはありますが、特にみんなへの恩返しというところで、自分もモチベーションが高かったです。最後はキックを決めることができた、という終わり方で良かったと思います」
そんなHBCについて
岩村昂太キャプテンは
「HBCのリーダーシップに対しては、すごく学ぶところがありました。スーパーラグビーで培ってきたリーダーシップをダイナボアーズでもどんどん出してくれていて、試合に出ているときもグラウンド外の行動でもすごく学ぶところがたくさんあって、すごく良い勉強になりました」
誰もが認める
「プレーヤーズプレーヤー」
花道を飾ったゴールキックは、
D1残留の
ウイニングショットでした!!
ちなみに、今後について
国内外を問わず
現役続行を希望していますが、
まずはNZで待つ家族の元へ。
7月には新しい家族も
増える予定だということです。