復活である。

かつて、金のないバンドマンの強い味方であった、
山崎製パンの菓子パン"ヤマザキ ビッグロシア"。
でっかいパン本体の上に、積雪を思わせるとても甘い半練り状の白い砂糖がまんべんなく、ベッチョリとかかっていた。
100円で買える一番大きなパンとして有名だった、ビッグロシア。

もっと昔は縁起のよい88円だった。

2~3人のポケットの10円玉を寄せ集めて買い、分け合って食べたのが懐かしい。

このパンと、"ちから"のタヌキ丼(天カスだけの"す丼"現在廃盤)には何度助けられただろう。
ごちそうだった。
それすら食べられない時は、出がらしの麦茶パックの中身を破いて出して、
ふやけた麦を食べていたのだから、もちろん大ごちそうに決まってる。

そんなビッグロシアをいつの頃からか見かけなくなった。
時代はグルメ本格志向、新しいパンが次から次へと発表され、
古くさい大味なデカイだけのパンなど、人々の記憶から忘れ去られた…かにみえた。

しかし、当のヤマザキは忘れていなかった。
"ロシアパン"として、ここに完全復活である。
ファミマで見つけました。

ロシアパン、砂糖は掛かっていない。
少し小さくなった気もする。
ビッグロシアは子供が一人で食べるのはキツいくらいの大きさだったのだ。
実は同じ大きさで、記憶がそう感じさせるのかもしれない。

チェ・ゲバラでも有名な、
レーニン/スターリン肖像画路線の威厳あるイラストが眩しい。
これはコサック兵だろうか。
相変わらずセンスが光るヤマザキのパッケージである。

ちなみに、ネーミングの由来はロシア周辺で食べられているパンの形に似ているから…という、非常に大雑把でおおらかな解釈に寄るものである。

ロシアの広大な風景が目に浮かんできそうなビッグな発想だね。

しかし、大柄に見えるこのパンの実g(グラム)は定かでないので、
偽装とは言わないが、見かけ倒しの可能性は否めない。
人って見かけに騙されるものだもんね。
でも、大きいことは良いことだし、気分がイイからこれで良いのだ。

なんにせよ、物価高騰の折、この復活を歓迎しないものはないだろう。
これからも飢えたバンドマンの腹を満たしてくれよ、ビッグロシア改めロシアパン。

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