シックハウスが社会問題化して10年になりますが、本質的に状況は変わっていません。とても異常な事態だと思います。
身体を癒し、心を癒すはずの住まいが人を苦しめるようなことは許されることではありません。しかし、私たちの体内には既に相当の化学物質が蓄積しており、いつシックハウス症状が発症するかわかりません。
どうしてこのような事態になったのか、考えていきたいと思います。
図1は、昭和20年以前の家と25年以降の現代の家のスケッチを示しています。左の家は、すべて自然素材で作られ風通しがよく、右の家は様々な新素材が使われていて、高気密化していることがわかります。
さらに表1には、建築資材がこの50年の間に大きく変わった様子を示しています。
住宅建材のこのような変遷をみると経済の高度成長とともに物理的化学的にずいぶん変わったことがわかります。現在の家は30年ほどで建て替えられています。きわめて短命な家を建ててきたと言えるでしょう。建築素材を見直して、健全で長持ちする本物の家を作ることの必要性を強く感じています。私たちの求める理想的な住まいは、自然素材を生かした健康的な住まいなのです。
さて、“住まいの寺子屋の小冊子”が、
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