前回に続いて事例をご覧ください。
・事例 X氏の場合は
・断熱仕様として、ポリフェノールの外断熱仕様とし通気層をとっている。また、木製ペアガラスサッシを採用。
・健康自然素材を意識して、床板類は全て無垢材にしている。
名称 部位 使用した素材 コメント
外装 屋根 ガルバリウム鋼板葺 耐候性大のアルミメッキ鋼板、軽量で構造の負担が小さい。
外装 アクリルリシン+白砂岩貼 白砂岩は海外より直接仕いれ。質感がよくデザイン性が高い。
構造材 土台 ヒノキ 木造軸組構法を採用。耐震性、品質の安定性、施工の確実性が高いと判断した。
柱・梁 ヒノキ、米松
床下地板 杉30本実
内装 床 チーク無垢貼など チーク、みかげ、マーブルを東南アジアより直接買い付け。良質で安価。
壁材 珪藻土塗など ビニールクロスではなく、手塗の温かみのある左官を希望。チークともよく合う。
天井 紙クロス貼など 健康自然素材のドイツの壁紙を使用。ウッドチップが挟まっていて表情が豊かに。
建具 外部 木製サッシ(ペアガラス) 国産の木製サッシだがしっかり作られていて美しい。アルミより火に強い。
内部 アッシュ無垢材
内部造作材 アッシュ無垢材使用など
構法
基本的な躯体の構法について少し私の考えを述べさせていただきます。家の作り方はいろいろあります。各業者が自分の得意とする構法をベストとして勧めてくるでしょうが、一定の判断基準を持って基本となる構法を自分で決めることも大切です。次のような重点チェックをしてみてください。
・設計が自由である。
・後々、改築が自由である。
・安全確実、実績があり信頼できる。
・将来的にも維持管理を手軽に誰もができるつくり。
基本的にこのような視点から考えていくと、まずオープンな構法がベストといえるでしょう。私が一番お勧めするのは、木造軸組構法、さらに鉄筋コンクリート造です。汎用性の広いものを選んでください。とにかく自由性の高い木造軸組構法を主眼として執筆してきました。しかし2×4工法でもプレハブ構法でも家づくりの基本的な考えは同じです。
どんな構法でもそれぞれ構造上のルールや制約があります。どんな家づくりを目標とするか、間取りと同様に基本は暮らしのデザインということを意識してください。
さて、“住まいの寺子屋の小冊子”が、
ようやくできました。
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