85 材料・仕様・グレード② | NPO住まいの寺子屋

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材料

建築材料について、どんな材料がどこのどんな部位に使われるのかを考えていきたいと思います。仕上げ材と健康住宅との関係や、イメージ、デザインなどの問題については次号でより詳しく検討していきますが、通常よく使われる材料、及びその解説を表にまとめてみました(表2)。



表2 仕上げ表

  名称   部位    コメント

外装仕上げ  屋根材   薄型彩色スレート葺きは最もポピュラーだが、10年ほどで色が飛び防水性が落ちることがある。厚型スレートやセメント瓦葺きは、強度はあるが色落ち及び防水性をなくす可能性がある。窯業系瓦、日本瓦は耐久性はよいが少々重い。金属系瓦は軽量のため地震に有効。ただし耐候性、断熱性と雨音の処理に注意が必要。

       外装材   塗装済みのサイディングがよく使われるが目地部分から汚れてくる。モルタルは軽量骨材の開発でクラックが入りにくくなった。断熱性、耐汚性、弾性のある吹付に人気がある。

構造材    土台    薬剤処理した防腐処理材が主流だったが、ヒノキ、ヒバなどは耐朽性があり、望ましい。

柱材    集成材、W.Wを使うことが増えているが、芯持ちの国産材、ヒノキ、スギおすすめである。

梁材    集成材、E.Wが主流、ムク材では米マツ材が主流。最近は柱梁材に構造用集成材がかなり頻大している。

内装仕上げ 床材    フローリングが主流。多くは合板の張物で硬いナラやサクラ系が多い。無垢材ではナラやサクラのほか、カリン、チークなどもある。水回りの床には塩ビシート、寝室などで絨毯もよく使われる。他に床材としては大理石やテラコッタ、コルク、麻などがある。

      壁材    石膏ボード下地に壁紙ビニールクロスや和紙などを貼ることが多いが、京壁、漆喰、珪藻土などの左官仕上げも人気がある。板貼り(貼物と無垢がある)、石タイル貼りを組み合わせるとインテリアでの効果大。(天井の仕上げ材はほとんど壁に準ずる)

建具   外部     アルミサッシが主流。窓はルーバーや上げ下げなど開口形状は豊富。ガラスは二重にして断熱防音性能を高める。まだ高価で数少ないが木製サッシ、樹脂サッシは断熱性は高い。他に雨戸やシャッターも合せて検討する。

     内部    木製建具、ドア、引き戸、障子、襖などがある。素材はナラ、タモ、サクラのほか、樹脂シート貼りが多く、ポリ板、クロス貼りなどもある。



自分の家で使いたいと思う建材を選んでみて、仕上げ表にまとめてください。

選び方の注意点は、足の触れるところは暖かい素材(熱伝導率の小さい素材)、具体的に言うと木は無垢材を使うと暖かくなります。水掛りの所(玄関や浴室)には滑らない素材を、水まわり(洗面・台所)は汚れにくく掃除しやすい素材を選ぶとよいでしょう。

次回は事例をご覧ください。


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