84 材料・仕様・グレード① | NPO住まいの寺子屋

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仕様・材料・構法について

今回は図面には現れない建物の性能・機能についてお話ししたいと思います。性能や機能とは、実際の家づくりでは「建物の仕様」といいますので、その仕様について解説していきます。


 仕様

仕様というのは間取り図には出てこない建物の作り方の基準、材料等の品質(グレード)のことをいいます。例えば公庫の標準仕様とか高耐久仕様といった表現をよく聞きます。私たちはこういう暮らしをしたいと考えて間取りについて考えてきましたが、それと同様に、間取りに現せない性能や機能といった住み方の要望を仕様という形で設定していくことになります。

ただしいろいろな性能や機能を求めると、それだけ複雑な仕様となりコストアップにつながります。ですからコストも意識しながら必要な仕様を決めていきます。そしてその仕様を裏付ける材料構法があります。

さて、ここでまた「暮らしのデザイン」を思い出してください。家づくりのいろいろな課題やテーマがありましたが、間取り図だけでは解決できないものが多々あります。また、間取りと合わせることで機能を発揮するものもあります。

どういう性能・機能を持つ家が欲しいのか、とにかくすべてをよく整理することです。暮らしのデザインで作ったカードを活用するなど、間取り図に反映できないものから順序立ててリストアップしていきましょう。要望と仕様を成り立たせるための材料の選択やつくり方、即ち構法を表にまとめてみました(表1)。


表1 仕様・グレード

   名称    仕様・グレード   解説

100年住める家   高耐久     防蟻、防腐に万全な処置を施し基礎、構造材のグレードを上げるなど耐久性の高めるための創意工夫を取り入れる。

地震に備えた家  高耐震    大地震にも耐えるように耐久壁の量を増やしたりバランスの良い配置を検討する。免震装置、制振装置などの取り付けをする。

台風に備えた家  耐風害   暴風時、飛来物による窓ガラスの破損などを防ぐように雨戸、シャッターをつけたり、軒先が吹き上げられないようなデザインまたは強固な固定を施す。

一年中暖かい家  高断熱   断熱材の材質、厚み、施工方法を検討し必要な機能が発揮できるようにする。

省エネルギー   高機密   気密シートなどにより機密施工をする。計画換気を徹底することと、気密性能は年々下がることに配慮し、結露に注意する。

海の近くの家   耐塩害   外部に使用される板金類を耐錆性の優れたものにする。カラーステンレスなどが適当。外怯の塗装の強化を図る。

幹線道路際の家  防震    車両の通行や工作機械の振動に対する備えとして制振装置または構法的処理をする。状況によって個々に対処を検討する。

空港近くの家   防音    航空機、車両の騒音を抑えるため、防音サッシや防音ガラスまたは構法的処理をする。

アトピーアレルギー対応 自然素材   ホルムアルデヒドやVOCなどが含まれない建材を使用し、防蟻剤などの農薬は使用しない。

高齢者の家   加齢住宅   廊下幅、建具開口幅を広げたり、床段差の解消、手すり取付など家庭内事故の防止プランにする。

安全な家  オール家電住宅  ガスや石油などの可燃性のエネルギーをいっさい使わず、すべてを電気に置き換える。深夜電力の活用などで安全性と共に経済性を検討要する。




この表を参考に自分の家の仕様、そして材料や構法を決めましょう。今回も具体的な例としてX氏の仕様を表にしました。(次項)参考にしてください。



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