80 室内気候 | NPO住まいの寺子屋

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気持ちよく過ごせる室内環境について考えてみたいと思います。視覚・聴覚といった五感による感性とは違った気持ち良さには、温熱的な気持ちよさと衛生的な気持ちよさがあり、前者は室内気候、後者は室内環境と区別して考える必要があります。



室内気候

日本の気候は春夏秋冬、四季があり、季節によっては、室内環境を整えなければならない環境です。夏は雨が多いため蒸し暑く、冬は雨が少なく寒さが厳しいていうように、季節に応じた体調管理が求められます。(太平洋側ですね)

室内環境を整える空調の方法として今ではエアコンがよく使われますが、気温を制御するだけの機能しか持ち合わせていません。ですからエアコンだけで、季節に応じた快適な室内環境を手に入れることは無理があるのです。


室内の快適さには湿度や輻射熱などが大きく影響します。人が周囲の環境から感じる気持ちよさ、つまり体感は、空気温度、相対湿度、輻射熱、気流、接触温度の5つにより決まります。さらに細かく分けると、人体のどの部位にどのような熱条件を持ってくるかという問題もあります。


気温と湿度


気温は温度感覚として最もよく知られている指標であり、通常18度~23度ぐらいが適温です。湿度は人の発汗に影響します。体表から水分が蒸発するとき、体から熱を奪って冷やします。ですから湿度が低いと気温が高くても不快な暑さを感じません。逆に湿度が高いと冬でも少しの熱で十分な温かさを感じます

そんな効果があるので、エアコンで気温を上げ下げさせるとともに、夏には除湿を、冬には加湿をするのが効果的なのです。湿度を調節する機能を「調湿」といいますが木材、塗り壁、畳などの天然系の建材は調湿作用があります。


しかし、新建材といわれる昨今の塩ビ系建材やビニールクロス、合板類の建材にはその調湿性能はないので、仕上げ材を選ぶときはそのあたりにも配慮する必要があります。


輻射熱について

 

私たちの温度感覚には、輻射熱も大きく影響しています。たとえば、はじめに浴室に入った時にヒヤッとした経験があると思います。これは、冷たい浴室タイルに体表の熱を奪われることが原因で、タイルから冷輻射を受けているからです。

また、冬場510度でも陽が当たっていればぽかぽか暖かいというように、熱いものから冷たいものへと熱は移動します。小屋裏など、屋根や天井が日差しを直に受けて熱くなっていると、いくらエアコンで冷やしても涼しくなりません。


ところが場所によっては、氷柱1本だけで涼しく感じる時があります。輻射熱を利用した冷暖房を利用すれば、気温に変化をつけなくても快適です。さらに換気で室内の空気を入れ替えても大きなエネルギーロスにはなりません。そんな輻射熱効果のある冷暖房機器の代表的のものには、床暖房やパネル式冷暖房があります。遠赤外線暖房機も輻射熱によるもので、体の中まで熱が入ってくると言われています。


気流

 

扇風機は空気をかき混ぜるだけです。涼しく感じるのは汗の蒸発のためです。風速1mで温度が1度変わるように感じるといわれています、うちわや扇風機も使い方によっては、快適な室内環境を得ることに活用できます。


接触温度

 

直接、体と接触する局所暖房も効果的です。ホットカーペットや床暖房(温度の高いもの)、こたつや火鉢がこれに当たります。足裏が直接触れる床材について考えてみるとタイルや石は足裏から熱を奪うので、熱伝導率の小さい床材を選ぶことが快適さを感じるポイントになります。合板より無垢材がいいです。

温熱環境について理解したところで読者の方は自分の家の冷暖房をどう考えますか?

エアコンばかりでなく、健康的で気持ちの良い方法をじっくり検討してください。

さて、住まいの寺子屋の小冊子が、

ようやくできました。

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