52 吹き抜けってカッコイイ!! でもね・・・ | NPO住まいの寺子屋

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玄関・居間が吹き抜けになっている、カッコイイですよね。

2階から陽が入ったり、上下階でコミュニケーションできます。

天井が無いと開放的で気持ちがいいです。でも・・・



でもちょっと注意しないといけない点があります。



①まず構造です。

2階床面、小屋面は平面剛性が求められています。

耐力壁量の計算は床の平面剛性が前提になっています。

しかし、吹き抜けを造ると、重要な2階床面の剛性が損なわれます。

結局、耐震性を弱めてしまうのです。

吹き抜けを造るときは、通常より相当に多くの火打梁を入れて

平面を堅める必要があります。

総合的に判断して、耐力壁を多くし、

バランスよく配置することです。



②それから温熱環境についてですが、

冬場の暖房は、2階へ逃げてしまいます。

1階の足元が寒くなります。

対処としては、1階に床暖房を入れてください。

エアコンやストーブのように空気を暖めるやり方では、

暖かい空気は冷たい空気より軽いので

1階が暖かくならないのです。



③そしてコストです。

私たちはよく坪単価という概念で価格を考えます。

吹き抜けは2階に床が無い。

工事価格を 坪数×坪単価 で考えると

2階の坪数が少ないのですが、

この考え方では大きな誤算です。

2階の吹き抜けのところにも床があると考えて、

吹き抜けの坪数を加算して計算する必要があります。

つまり吹き抜けでも、床があっても、

金額はそれほど変わらないということです。





それから、吹き抜けの効能と言っていいかと思いますが、

建ぺい率と容積率の関係で、

容積率が厳しい時、

例えば、建ぺい率40%、容積率60%角地では良く起こることです。

この時に建ぺい率をいっぱいに使って2階には吹き抜けを造って

容積率いっぱいに建てるとします。

土地が100㎡だとすると、

1階は40㎡、2階は20㎡で60㎡になりますが、

2階に吹き抜けを20㎡造ることができます。

外見は総2階、延80㎡に家に見えるわけです。

ここだけの話ですけど、

後日2階の吹き抜けが無くなってることがあるらしいですね。



吹き抜けは安易に造らない。

費用対効果を考えて決断しましょう。



ここまで読んでいただきありがとうございます。

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