具体策 居間の温湿度
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5406)
本日のテーマ 「具体策 居間の温湿度」
きょうの『具体策』は居間の温湿度。
2009年から2020年までの連続記録です。
上が湿度。下が温度。
年数が経つほど湿度は下がっています。
60%以内に収まっています。
さらに驚くのが温度です。
2009年から2020年、ほぼ同じ線上に。
いかに変化の少ない家かがわかりますね。
そして、この居間には“仕切り建具”がありません。
設計段階から取り入れていないのです。
大工さんも、
「これだと、光熱費が高くついて困りませんか?」
でした。
しかし私は、仕切り建具は要らないと思っていました。
結果、やはり要りませんでした。
家全体を一つの大きな部屋と捉えていたからです。
そして、そのポイントになるのが床下だと思っていました。
この家は『熱を抱えやすく、保ちやすい家』です。
この状況を「この家は育つ家」と表現する人がいます。
さらに「愛着ある家」と表現する人もいます。
年々、“住環境”が良くなる家。
万博の「ひょうごフィールドパビリオン」のプログラム名は、
『SDGsを実現可能にした次世代の家』
さらに、具体策を取り上げてみましょう。
私の所属している『NPO法人住まいの環境所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5406