横浜トリエンナーレ2024その2 考えさせられた展示
今回のトリエンナーレは見ごたえがあるというか、友人と「ああ、お腹いっぱいだ」といいながら2時半ごろから6時の閉館間際まで見てしまいました。
台湾の台南で活動するグループ、ユア・ブラザーズ・フィルムメイキング・グループ(你哥影視社)の展示。2018年に台湾で100人以上のベトナム人女性労働者が待遇改善を訴えたストライキに取材したインスタレーション。彼女たちが立てこ
もった二段ベッドが並ぶ寮の空間を再現。
こういうところで寝起きし、働くのは大変だろうなと思います。
一方でこの作品の色彩の多さ、明るさにどんな時も楽しみつつ生き抜こうつする女性たちの強さも感じます。
香港のXper.Xrの『火炎瓶』
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左側の一升瓶に突っ込まれているのはヴィンテージTシャツとのことですが、
この形…私はなぜだかマントを被った聖母マリア像を思い出さすのです。
意識して作った形なのでしょうか。
Xperの説明はこちら
鄭野夫の『水害』
この説明を読むと魯迅が版画を広めようとした理由が文字が読めない人々への啓発を促すためだったことがわかります。
趙文量の文革中に禁書を読む紅衛兵の絵。
男性の女性への向き合い方の問題を鋭く描いたアメリカのピッパ・ガーナ―の作品。
包装紙などありあわせの素材を用いることで生活がいつ崩れさるかわからない不安を訴えるコソボのハイルラウの絵
「縄文と新たな日本の夢」コーナーにあった岡本太郎撮影の縄文土器
題不詳だけど明らかに巨大化した縄文土器の勅使河原蒼風の作品。
心はお腹いっぱいだけど、胃腸は空っぽになったので、美術館を出てすぐのビルにあった中華料理の梅園へ入りました。写真撮り忘れたけど
やきそばが香ばしくておいしかった!