こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
今週も張り切って、3冊紹介していきます。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『痛快!天才キッズ・ミッチー』 (宗田理)
不思議堂古書店の一人娘、ミッチーこと大木未知子は、大の本好きの小学生。ミッチーは古書店の店番のかたわら、小説家志望の中年男・栗原一郎の原稿の助言・指導役も担い、次第に出版プロデューサーを意識する。ある日、古書店の倉庫から幕末裏面史の資料が見つかると…。昨日までのルールなんて関係ないでしょ!大人たちの常識に宣戦布告!!奇想天外な発想で快進撃。
小学生が物怖じもせず大人たちと堂々と渡り合っている様は痛快そのものでしょう。
やや強引な感も否めませんが、それは天才だからの一言で済ませてしまいましょう。
「あとがき」にもありますが、本書で描きたかったのは大人に頼らず自らの力で未来を切り開いていくこと。大人たちが想像もしないような方法で世間を驚かせることだと思います。
【中学生へ】
『拝啓パンクスノットデッドさま』(石川宏千花)
高校1年生の晴己は、中学2年生の弟・右哉と多摩地区のはずれのはずれにある古アパートで暮らしている。たまにしか帰ってこない母親の代わりに、アルバイトで生活費を稼ぎ、弟との生活を回していく晴己。お金も、時間も足りなければ、明日だってくるかどうかわからない。そんなギリギリの生活をおくる兄弟には、親代わりになって二人を世話してくれた母親の友人、しんちゃんから教わった、心の支えとなる音楽・パンクロックと、「いつか兄弟でバンドを組む」という夢があった……
青春といえば、音楽・バンドですね。はい。
今回もそんなバンド物ですが(正直「パンクロック」知識はありませんが)、キラキラ系の青春ものではありません。
境遇や状況が好きなものに打ち込む障壁となっています。
立ちはだかる問題に対して果敢に挑んでいくのではなく、高校生らしいやり方である意味誤魔化しながら生き抜いていく姿にはある種の感動を覚えます。
弟を重荷と思わず、自分を生かしてくれる存在とするところには感涙ですよ。
【高校生へ】
『蹴りたい背中』 (綿矢りさ)
高校に入ったばかりのにな川とハツはクラスの余り者同士。
やがてハツは、あるアイドルに夢中のにな川の存在が気になってゆく…
いびつな友情? それとも臆病な恋!? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く。
経緯は違うものの、孤独を選んだ二人。
そんな二人が偶然にも一人のアイドル?モデル?の存在によって距離が近づいていく。
いびつなのは間違いないけど、友情と言えるのか?恋っぽいフラグは立っている気がするけれども、それを明らかにはしていません。
高校生が感じる「不器用さゆえの孤独感」が巧みに描かれています。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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