第5回【今週の1冊】~読書が好きになるために~ | TKの言われたい放題

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スクール玉野HP:http://www.sukutama.com/

こんばんは。

 

一宮市の学習塾 スクール玉野 TK です。

 

今週も3冊紹介していきます。

【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。(画像にAmazonnリンク貼ってあります)

 

週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ります٩(`・ω・´)و

 

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【小学生へ】

『はじめての文学』(重松清)

 

 

「はじめての文学」シリーズというものを初めて知りました。この本を手に取ったのは完全なる偶然です。

文藝春秋のHPに「はじめての文学」シリーズの紹介がありましたので、引用します。

 
読書の楽しみ、とりわけ小説を読む楽しみが、人生をいかに豊かなものにしてくれるか──
それを知らない若者たちが増えています。ゲームやビデオ、インターネットなど……楽しみの選択肢は飛躍的に増えました。たしかに映画や音楽、美術や演劇も人生を豊かにしてくれます。
しかし、文学は文学にしかなしえないやりかたで、感じさせ、考えさせ、ひとそれぞれの人生と精神に深く関わってきました。ただ、だれもが生まれながらにして「読者」ではありません。
だれにとっても最初の一歩を踏み出したときがあったはずです。その歩みを続けることによって、良き「読者」になってゆくのです。その道は、かつてよりもはるかに見つけにくく、険しいものかもしれません。だからこそ、いま、道しるべとなるものが必要なのかもしれない、と考えました。
「はじめての文学」はそうした最初の一歩を踏み出すための一冊であり、良き道しるべでありたいと企画された十二冊です。現代日本の文学を代表する、個性豊かな作家十二名が、自作のなかから、「とりあえず、これから」と選び抜いた中短篇の極上アンソロジーです。
それを若い読者にも読みやすいように、ふりがなを増やし、大きな活字でゆったりと組み上げました。さらに軽快な装丁で、文学をより親しみやすく──とにかく、どれをとってもおもしろい、
同じ時代を生きる作家たちの傑作、自信作ぞろいです。もちろん、その作家をもっとよく知りたいという読者にとっても興味の尽きないアンソロジーになっています。なにしろ、はじめての読者に向けた作家の素顔とメッセージが感じられる一冊一冊でもあるのですから。
「はじめての文学」編集部  

紹介文にもあるように、文字が大きくて読みやすくなっています。また短篇集ですので、1つの話を読み切るのにもさほど時間がかかりません。短篇集の良さは、この本のあとがきで作者の重松清さんが語ってくれていますので、そちらを読んでください。

 

全8話の短篇集です。個人的には第1作目「卒業ホームラン」が印象的でした。父親と少年野球の監督という二つの立場だからこそ生まれる葛藤。心が揺れ動く様子が分かります。ただ、主人公の父親兼監督の息子が良い少年なんですわ。正直見てられないです。(まぁ、見るのではなく読んでるんですけどね)世の中のお父さん方に絶賛おすすめしたいです。

 

 

 

【中学生へ】

『市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日』

椰月美智子)

 

 

「今日の次は、必ず明日がやってくる。そして明日になれば、今日が昨日になっていて、あくる日には、また新しい明日が訪れる。今日が昨日とちがうように、明日も必ずちがった一日となる。じゃあ、また明日。」

 

中学2年生。絶賛思春期真っ只中。何も起きない、何も変わらない、特別じゃない1日。それでも、一人一人の「今日」のその「時間」に、それぞれの事情と思いがある。中学2年生男女の生徒一人ひとり+先生の事情を綴った短編集です。話に多少の重なりはあるものの、ストーリーの展開はありません。思春期特有(?)のモヤモヤだったりイライラだったり、切なさだったりひたむきさだったりを丁寧に紡ぎ出しています。中学生が読めば共感を、高校生以上が読めば懐かしさを引き出す1冊だと思います。

 

 

 

【高校生へ】

 

『架空の犬と嘘をつく猫』(寺地はるな)

 

 

 

「無駄のない世界なんて、おことわりよ」

羽猫家は誰もが多かれ少なかれ嘘をついて生きている。3人目の子どもを亡くしたことを受け入れられず自分の世界の住人となって生きる母、都合が悪くなるとすぐに逃げる父、思い付きで動く適当な祖父、比較的まともだが怪しげな骨董屋を営む祖母、そしてそれら全てに反発する姉。「あんたは社会にとって、なんの役にも立っていない子」そう言われて育ってきた、羽猫家の長男であり、幼い頃からみんなが唱える「嘘」に合わせて成長してきた主人公の山吹。彼が大人になり、破たんしているそれぞれの嘘が解かれたとき、本当の家族の姿を見ることができる、そんな一風変わった家族小説です。

 

基本的には主人公山吹の視点で描かれますが、ところどころで父だったり、祖母だったり、姉だったり、と視点が変わり、物語に厚みが生まれます。人は誰しも「架空の犬」を心のどこかに飼っている。それが正しい方法なのかどうかは、誰にも分からない。しかし、それも生きていく一つの方法なのかもしれないし、それでも人は成長していくのだと気付かされます。以下、印象的な部分を引用しておきます。

 

「父のことも母のことも、結局、理解できないまま大人になった。もしかしたら今も自分は、誰のことも正しく理解できていないのかもしれない。それでも、かかわることはできると思った。寄り添うことも。どうしてもわからないことは、わからないまま受け止めておくこともできるのだと、大人になってから思うようになった。わからなくても、愛せなくても、その存在を認めることはできる。愛せなくてもいい。そのことに救われる人間もいる。自分のように。」

 

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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。

本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。

 

運命の一冊に出会えることを願っています。

 

 

 

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