毎年、夏の終わり~秋にかけて、強い疲労感、だるさ、倦怠感、睡眠不足、のどのイガイガ、のどの痛み、咳などの体調不良をうったえる方が増えてきます。

 

残暑といっても、各地で30度以上の厳しい暑さがまだまだ続いています。日中はもちろん、夜間も終日エアコンの効いた部屋で過ごす日が続いていいると思います。睡眠中もエアコンをつけたまま眠ている方がほとんどだと思います。

 

そこで注意が必要なのが「冷房病(クーラー病)」です。

冷房病は、屋内外の気温差や体の冷やしすぎにより自律神経のバランスが崩れて起こる体調の異常です。

 

特に夏場は、冷房がよく効いた屋内と、気温が高い屋外を行き来する機会が増え、屋内外の気温差が大きくなればなるほど、体温の調節機能を行う自律神経はめまぐるしく働かなければならず、自然と負担が大きくかかります。夜間も暑くて眠れなかったり、熱中症の予防から、エアコンをつけたままなので、睡眠中も体を冷やし続けます。

 

このような日々の負の積み重ねが夏の終わりになると、今まで頑張っていた体の機能が低下し、体調を維持できなくなってしまいます。

 

冷房病は自律神経のバランスの崩れに起因することから自律神経失調症の一種と考えられ、心身にいろいろな不調が出現します。

 

<こんな症状あったら要注意>

・四肢末端の冷え
・頭痛など風邪に類似した症状

・のどの痛み、咳が出る
・身体の疲労感

・寝汗が出る
・食欲不振、胃腸の不調

 

冷房病になると四肢末端が冷却され、内臓を含めた全身の血流が悪化します。全身がなかなか温まらずに発汗しにくくなることで、疲労物質や老廃物が体内に貯留する懸念が持たれています。また、体温が1度下がるごとに免疫力が30%以上低下するといわれています。

 

自律神経は身体の血流を調整しているだけではなく、胃腸の蠕動運動の機能やホルモン分泌の調節などを司っており、冷房病で自律神経の調子が悪くなるとあらゆる心身の不調に繋がると言われています。

 

冷房病と漢方

冷房病は、急激な温度差や冷風によって自律神経が乱れ、血行不良や筋肉の緊張、倦怠感、手足の冷え、頭痛など多様な症状を引き起こします 。

代表的な漢方薬

  • 五積散(ごしゃくさん):水分代謝が悪く気が滞っている方。肩こりや腰痛、手足の重だるさ、冷え性、倦怠感に対応し、血行を促進して体全体の調子を整えます 。
  • 苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう):水分代謝を改善し、冷えやむくみに適し、胃腸の働きを助けながら体を温めます 。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):むくみやすく、貧血気味で、手足の冷えやだるさ、月経不順などの症状がある方に期待されます 。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):気が滞り、ストレスや精神的疲労による冷房病に有効です 。
  • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):虚弱体質で疲れやすい方に適し、体力や気力を補います 。
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸の調子が落ちて食欲不振

 

 

★すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。

 

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