学ぶべき人や、影響を受ける人は多い。

それは、武道や仕事、私生活からも

学ぶべき事は多い。


だから、吾以外皆師也という考えです。

実際に、師と感じる人間は

多数いたように思う。


その中でも一番の師は、前回にも書いた

先生で、R館という総合武道場を経営し

僕の父と同年代の先生には、

学ぶべきところが多く、そして、まだまだ

師の背中を追いかけていきたいと思う。


R館に入門当時は、前の空手団体での

経験が邪魔し?、先生の指導が

理解できなかったというか、反目して

いたのかもしれない。

生意気で短気だった僕には

その時には、先生に習うという

心構えすらできていなかった。


しかし、26歳の時にR館から出場した

関西でも大きな大会に出場する事になり

先生と短期間ではあるが、深夜まで

稽古しその大会に備えていた時期があった。


そして、その大きな大会で僕は

圧倒的な試合で優勝する事になる

それが、後にも先にも僕の戦歴の中での

ただ一度の優勝であった。


単純な僕は、その時の先生との

稽古で受けた指導だけで、

まるで心が入れ替わったように

心酔していったとともに、

今までいくら説明されてもわからなかった

教えが少しずつ理解できるようになった。


僕が今でも、空手とか総合格闘技とかで

なんとかやってこれているのは

20代から30代前半で、R館で

稽古した基礎が生きてきているんだと

思っている。


その、基礎があり、他の師との出会いで

学んだことがブレンドされてきているし

これからもたくさんの師と出会い

少しでも精進し研鑽を重ねたいと思う。