1週間ぶりに出勤して、タバコを吸いに勤務先のビルの階下の喫煙所に来たら、同僚がスマホであれこれと検索していた。「よっ! 久しぶり!!」と挨拶を交わす。そういえば、同僚はこの休暇中にクルマでN県の実家まで帰省すると言っていた。

 

「帰省したの?」と訊くと、「しましたよ〜」と苦笑い。こういう笑いがあるということは、帰省途中か帰省先でナニか「事件」があったのだ(笑) 「タイヘンだたっとか?!」と水を向けると、実家の「草刈り」でタイヘンだったハナシをしてくれた。どこかの転居先のような「小さな庭」ではなく、池のあるような立派な庭らしい。「雑草がスゴくて〜」と彼は苦笑い。「鎌でずっと草刈り」(笑) 「いやぁ〜 鎌なんかで処理できないから、小型のチェーンソーですよぉ〜」と自嘲気味に教えてくれた。これはこれで興味があるところだが、「いえね。親父が地元の自治会で役員をやっているらしく、もう5年も。。。」と切り出された。ワタシが地元自治会の事務局をやっていた事は、この同僚は知っている。

 

「部屋がタイヘンなことになっていて・・・」

「あっ。市からの封書とかが山積みなんでしょ!」

「そうなんですよぉ〜 もう、1カ月単位なのかナニか、部屋の中のアチコチに山がいくつもあって。。。」

「わかるわかる。1週間に3通くらい来るから!」

「いやぁ。整理すればいいのに、そのままになっているから、家の中がゴチャゴチャ!!」

「わかるわかる。毎年、同じものを配布してくるのだけれど、捨てていいのかどうかも迷っちゃうんだよねぇ〜」

体験談のごとく話す(笑)

 

「引き継ぎ資料も同じものが多くて、捨てちゃう覚悟があればいいんだけど、なかなか、「引き継ぎ資料」として渡されると、捨てることができないんだよねぇ。そんな何年も前のものなんて、決してみないのに!」(笑)

「いやぁ。親父が周りにいい顔しちゃうから、引き受けたはいいけど、役員を引き継ぐヒトもいないらしいし。。。 だから、引き受けちゃう」

と彼は困り顔。最近の我が自治会の事例を話す。

 

「親父の終活にあっち(N県)に行って、テレワークで対応しなくちゃって、思いましたよ〜 1日、2日では片付かない」

と半ば本気顔。ヂツはそうなのだ。これらの、「自治会の引き継ぎ資料」、中身は過去の回覧物ばかり。「議事録」などではないのだ。それと、見ることもないだろう、「決算報告」。5年分あればいいと思うのだが、これもただただ、ファイルを渡される。ナニをいまさら見るのだろう。

 

そんなハナシをして、持ち場に帰る。彼も「親父の町会役員」には手を焼いているようだ。これは我が自治会の奥様から聞いたこともある。前会長の奥様も同じことを言っていた。「必要ない資料が、みかん箱に3箱もあるんですよ〜」と。傍目からは「捨てちゃえばいいんだ!」とカンタンに言うのだけれど、引き継いだ本人は擦れるに捨てられない苦しみがあるのだ(笑) 「あなたにわたしたハズ」なんて言われるから?

 

なぜ、後生大事に置いておくのだろう。ワタシはこの悪弊を断ち切りたいと思った一人だ。

 

 

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