昨日は梅雨の末期なのか、九州各地での悲報も相次いだ。線状降水帯が発生し、土砂崩れは内水氾濫など、想定外の水災も見受けられた。

 

ちょうど、1年前に題記の投稿をしていたが、「自治会名簿」作成がなかなか進まなかったイヤな思い出がある。一部の方が、「コジンジョウホウ」と叫び、それに相応ずるように、「名簿は不要では?」「携帯電話の番号は消して欲しい」「名簿の配布先は役員だけでいいのでは?」などと、「災害時にどうやって自治会内で連絡を取り、安否確認につなげていくのか」という視点がまったく、欠けているのだ。「名簿を配った途端に業者からの電話が多くなった」とかの意見もある。ほんとうなのかどうか実態がわからない。

 

結局、新会長の下、電話番号を表示したものを役員数と予備を数部、電話番号なしを大半として、発行することで決まった。何のための「会員名簿」なのだろう。ワタシが思うのは、「自治会役員」になって、「班長」になって、「ナニを考えている」のだろうか、ということだ。個人の意見(不満)の発表の場ではなく、「班」「地域」全体を考えた行動の中心人物である、という意識が大切なんだよなぁ、と思うのだ。

 

いつの頃から、こういった意識が欠落していったのだろう。東日本大震災時は近くの防災倉庫のある公園に不安顔をして大勢の自治会員が集まっていたと聞いた。それどころか、自治会に加入していないマンションの住民までその公園に集まっていたという。

 

企業では、「安否確認システム」を入れ、スマホでジブンの安否を報せる仕組みが通常だ。管理者はその情報を見ながら、救済方法などをその場で判断し、行動を起こす。では、地域では? 同じことではないのか、と思うのだ。

 

他の地域で起きたこういった災害を他山の石として、研究し、災害時にどうしたらよいのかを、自治会役員。班長会議でも機会を捉えて考えて欲しいものだ。

 

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