年度が変わる時であり、自治会・町内会に入っていて、なぜ、入らないヒトが多いのか、また、抜けていくのかを考える機会だ。そんな「ひとりごと」

 

Z市では、自治会連合会が駅前に立ったりして「自治会に入りましょう!」とかいうキャンペーンを行っている。幟をたてて、自治連に加入している自治会の中から会員(または役員)を出して、駅前に立ったり、市役所や関連施設の前に立って、声を上げる。それで、加入実績は? とギモンなのだ。「やってますよ〜」感は演出できるかもしれないが、効果は薄い。

 

Z市では転居者が住民登録に来ると、自治会・町内会加入の案内をしているとは聞いたことがある。確かに、不動産屋さんからも、市役所に訪れ、いろいろな届け出書類を出すと、「〇〇自治会の地域です」との案内があり、会長宅や事務局の電話番号を案内されるとのことだ。これは不動産屋さんから直接、聞いたハナシなので、そういった地道な努力をZ市の各部署では対応してくれているようだ。これは効果があると思う。不動産屋さんは「年会費はいくらか」「どんな行事があるか」「班長などの役目はどんなタイミングになるか」「ゴミ当番などはあるか」など、けっこう、「生活密着型の質問」をされる場合が多く、不動産業者としても、入居募集した際に、そういった案内を並行して行っているらしい。勿論、業者によって温度差はある。

 

傾向として、若い世帯の中でも、新婚家庭では比較的、「入ろう」としてくれる世帯が多いと感じた。また、元、お住まいになっていた地域がキチンとした自治会活動をされていたところに、ご夫婦のどちらかが居住されていた場合にも、「加入」されるケースが多い。逆に、地方から進学などで上京して、「自治会活動などに参加したことのない学生あがり」が就職→結婚すると、「自治会には入らない」というケースが目立つ。まったく、影響なく暮らしていたからだ。特に、「学生寮」、アパートやマンションなどで暮らしていた学生はゴミの廃棄場所も集積所形式なので、当番制もないから、「関心(関係:カンケー)がない」し、「影響もない」。故に、年会費というサブスク(定額払)効果もないから、「加入しない」となる。

 

自治会内で「加入促進運動」として、各班の中で、未加入世帯をピックアップして、各世帯を訪問した経験がある。男性の会長・副会長と女性の副会長、そして該当の班長さんとで、訪問だ。事前の1週間ほど前に、「○○自治会だより」を数カ月分セットにして、自治会の活動状況をお報せする。「防犯パトロール」や「消化器」「ゴミ問題」など、生活密着型の情報が掲載されているし、「定例会報告」も毎号掲載しているので、「自治会活動」の輪郭が見えてくるはずだ。

 

これだけでは不足なのだが、「考えられる限り」のことはやってみたい。

 

「脱会」するケースを次回は考察してみたい。

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