会計担当役員さんからメールが来た。決算書が添付されているのかと思い、「早い仮締めだなぁ。よしよし」と思ったら・・・

 

「仮締めした資料の提出します。出納帳と領収書のチェックは会計監査に渡します。
会長や副会長も出納帳のチェックを行いますか? 行うなら会計監査から回すように伝えます」

 

あれれ??? 何か手順が違いませんか?

 

会計担当として、業務を遂行した後は、一旦、会計処理の経緯や内訳(収入予算差異説明・支出予算再説明)を副会長や会長に説明すべきだろう。それがなければ、会長・副会長は「会の運営状況がまったくわからない」状況に陥る。

 

それでなくても、サラリーマンの会計担当役員は定例会も欠席がちで、月々の終始報告も滞っているのだ。会の入金状況や出金状況を会計監査に報告する前に、報告すべきで、何か問題のある事項や異例処理を行っているものを、報告すべきなのだ。

 

①会費入金の予算と実算の差異説明

 金額・内容

②補助金収入の予算と実算の差異説明

 金額・内容

③その他入金の予算と実算の差異説明

 金額・内容

④上記①〜③の中での未処理案件・異例処理などの説明

 

⑤支出の予算と実算の差異説明

 ・各科目(予算計上科目)の予算と実算の差異説明

 ・未処理分の説明

 ・支出が不要となったものの説明と今後のみとおし(支出の要否)

 ・予算未計上分の支出の実績と承認状況

 ・これらの支出の中での異例処理があれば説明

 

⑥収支の概算報告(次年度繰越の想定金額)

 

⑦来年度予算案腹案

 

少なくとも、「会計監査」に廻す前にこれらを会長・副会長などの幹部役員に廻し、承認・了解を得ておくことはキホンだろうと感じるのだ。

 

前任の会計担当役員が作成したらしい「監査報告書」を見ると、会計担当ご自身と、会計監査の担当の主婦だけでサイン・押印されていて、会長・副会長の署名・押印がない。コレを参考にして、業務を遂行しているのだろうと推測できた。同じ班の中の先輩が前任の会計担当役員だからだ。間違った方法が間違ったまま伝わっている。前任の会計担当だった方は、「オレしかわからんだろう」という雰囲気が漂う方だ。えワタシが副会長だったときも、決算報告などなかった。ワタシは新参者の若造なので、会長ともう一人の副会長とで済ませたのか、と思っていたのだが、何のことはない。ジブン一人と監査役で済ませてしまっていたのだ。

 

会計担当はいろいろと不正にもつながるし、不明朗な部分を抱える可能性が高い。ここはしっかりと、衆人環視で、支えていきたいところだ。監査役もシロウトであることに変わりない。

 

 

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