先週末 6/18にカブ主の友人と2台でツーリングに行きました

 

予定コースはこんなルートです

 

友人のカブ改はパワーがあるので山登りも平気だけど

今回のコースは赤城山から金精峠方面ということで

赤城は1,300m、金精峠は1,800m越え

私のカブでは友人カブ改の足を引っ張ってしまうことが確実なので

 

今回のツーリングには久々にジェイド(250cc)を引っ張り出してお供することにしました

 

 

赤城山頂上の大沼湖畔にて

 

このときは調子よかった。。。

 

快調に走行して赤城からR120へ抜け

日光に向かう金精峠の手前、丸沼まで行ったとき

 

それは突然起きました

 

いきなりの全電源喪失。。。。。ガーン

 

まったく快調に走っていたのに、工事規制信号待ちの車列の後ろに停止した途端

永遠の眠りにつくかのようにエンジンが止まり

そしてすべての電気系統が無反応

 

完全に電源喪失状態になってしまったのです

 

 

「メインヒューズ切れか?」

 という淡い期待も虚しく

点検してもヒューズは切れてない

 

幸い押し掛けでエンジンは再始動したものの

バッテリーが完全に死んでたのでした (チーン)チーン

 

 

結論から言うと、このときバッテリーの極板から剥がれ落ちて堆積した不純物がバッテリーセル内で短絡して、バッテリーが突然死したのだと考えられます

(あくまでも事象から推測した推定原因)

 

と原因がわかればまだしも

(いやでもツー途中の山ん中でってのだけはほんと勘弁してほしいショボーン

 

そのときの状況ではまだ原因もわからず

いよいよレッカー頼むか? の寸前なのでした

 

なにしろ

エンジンが止まるほんの20分前にはガソリン給油して、そのときはセルモーターは元気よく回っていたので、突然バッテリーが死んだ理由がその時にはまるで想像がつかず

 

押し掛けでエンジンは掛かったけどスロットルを開けても回転は上がらず

逆にスロットルを開けると失火して止まりそうになる始末

 

自分の引き出しにある症例や原因系と照らし合わせてもそのときは何が起きたのかまったく見当がつかなかったのです

 

 

快調に走っていた・・・

でも予兆といえることは振り返ってみればありました

 

不具合発生直前の給油で止まったとき

なにやら温泉のような硫黄の匂いがどこからともなく漂っていた

 

そのときは近くに温泉でもあるのか?と気にも留めなかったけど

 

その匂いこそが、バッテリー内部の短絡が始まってバッテリーの温度が上がり

希硫酸が分解されて発生した硫黄分のにおいで前兆現象だったのでしょう

 

前兆と言える前兆はそれだけ

 

他には何も不調なところはなく

なにより直前までセルモーターも元気よく回っていたのだから

 

 

とにかくこのときは

一緒に走ってた友人には申し訳ないけどツーリング予定コースは中止にしてもらって

 

アクセルを開けても回転は上がらないものの、平坦路では6速アイドリング回転で極低速(最高でも20km/hくらい)では走行出来たので

(そこら辺がこの4気筒エンジンの優秀なところ)

レッカーを呼ぶよりは沼田市まで自走してホムセンかどこかでバッテリーを買って交換すれば、もし充電系が原因だとしても自宅までたどり着ける可能性はあるだろう

・・・という判断で

 

故障発生した丸沼から沼田市のホームセンターまで

距離にして約35km

これまで体験したことのない自転車より遅い速度でトロトロと自走して

 

そしてなんとかホムセンに辿り着いて

幸いにも適合するバッテリーの在庫があったので購入してその場で交換

 

思った通りバッテリーを交換したらまるで何事もなかったように復活して

そのまま自走して自宅まで帰れたのでした

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

先ほど書いた推定原因の、バッテリー内部での短絡という結論は

帰り道を走りながらあれこれ症状から照らして推測したことだけど

 

バッテリー購入の時に型番をメモる目的で撮影した写真をあらためて見たら

なんか納得滝汗

 

よくよく見たら

製造ロット番号が「2014」だってガーン

 

いつ交換したのか記録は残ってないけど

まあ製造ロットからすると2014年か2015年なのかな?

 

とすると最低でも7年は使っていたわけで

 

セルの回りはいつも元気だから気にもしなかったけど

とっくに寿命を越えるほど使っていたのだから

 

これはメンテを怠っていた自分の責任ですショボーン

反省、、、

 

 

実はこのジェイドは昔は通勤で毎日乗っていて

通勤で使わなくなってからはもっぱらツーリング専用マシンだったのだけど

 

大型バイクを同時所有するようになってからはたまの散歩程度しか乗らず

 

年間の走行距離も1,000kmいくかいかないかだったので

 

最近はもうほとんどメンテナンスらしいメンテをしてあげてなかったのです

 

今回の不具合はだから

そんな仕打ちを受けてきたジェイドくんがスネた結果でしょう

 

 

それにしても恐ろしいバッテリーの突然死

 

なにより今回は出先で突然の電源喪失で

テスターすら無い状況だったので原因を現地で特定することすら出来なかった

 

というわけで

出先で突然困ったことにならないように再発防止を図ります

 

 

〔再発防止策  その1〕

 

まず充電系やバッテリー健康状態のセンシングをセルの回り方に頼ってるだけではダメということを身に染みて感じたので

 

電圧計を付けることにしました

 

 

 

ところでこうして電圧計を装備してリアルタイムの電圧を監視してみると

回転が上がれば14V以上出てるけど

 

あれ?

アイドリングでこの12.3Vってちょっと低くね?

って気になってきた

無負荷バッテリー端子電圧より低いので、アイドリングでは放電してる状態

 

昔のバイクはアイドリングで電圧低いのは当たり前だったけど

それにしても??

 

と心配になったので

 

〔再発防止策  その2〕

 

怪しければ手をうっておこう  ということで

レギュレートレクチファイアーを交換

 

左がこれまで付いてたもの、右が社外品の新品

信頼の純正品にしたかったけどメチャ高いので

社外品に逃げましたアセアセ

 

で、交換しての電圧は

 

 

今度はアイドリングで13.9V出るようになった

 

本当にレギュレーターが壊れていたのかは診断してないけど

まあ安定して14Vで制御されてる新品のレギュレーターの方が良いことは確かだし

 

なにより今後は走行中でもリアルタイムで電圧を監視出来るので安心です照れ

 

 

そして

〔再発防止策  その3〕

 

出先でテスターが無くて診断が出来なかったのがほんと悔しかったので

次回からはツーリングの際にはポケットタイプのテスターを持って行くことにします

 

とはいえポケットタイプのテスターは持ってなかったので

安いやつを買いました

 

 

 

〔再発防止策  その4〕

 

最後に、これは再発防止というか最後の手というか

本当に動けなくなったときにはすぐにレッカー手配出来るようにw

 

レッカー手配の連絡先をきちんと把握して準備携帯しておくことにしました

 

任意保険に加入していれば無料でレッカー搬送してもらえるロードアシストが標準付帯されているので、そのサービスの連絡先をすぐに取り出せるようにバイクの書類入れに入れておきます

 

これで山奥で動けなくなっても電話さえつながれば安心wてへぺろ

 

 

こんだけ手をうっておけばある程度安心だろう と

 

ついでに今回はスネてしまったジェイドくんのご機嫌取りで(?)

いつ交換したか忘れるくらい交換してなかったオイルフィルターと(;^_^A

エンジンオイルも交換しておいた

 

 

 

 

などなど、考えられる手は尽くしたので

早速リベンジツーリングですチョキウインク

 

なにしろツーリングコースの途中で引き返してきて不完全燃焼だったので

 

ということで前回のコースと目的地は同じで

 

ただし同じ順路ではさすがに飽きるので前回のコースとは逆回りで

 

(このルートの逆回り)

 

不具合で断念したツーリングから一週間後の

昨日25日に行ってきました

 

R122 草木湖のドライブイン

土曜日なので途中休憩のツーリストさんがいっぱい

 

快晴の中禅寺湖

湖面を渡る風が涼しくて気持ち良かったあ

 

前回ここまで辿り着けなかった金精峠

(手前で故障して沼田側へ引き返した)

 

実は2年前の秋にXSRで来た時は急な降雪と積雪で

その時もこの金精峠頂上まで辿り着けなかった

 

なので今回は三度目の正直です照れ

「二度あることは三度ある」が心配で

今回も不測の事態で金精峠の途中で引き返すことにならないよう再発防止に腐心したのでした

 

だからこの写真(金精トンネル)は自分にとってはリベンジ勝利記念(?)ウインク

 

 

道の駅 尾瀬片品で少し早いお昼を食べて

 

 

そしてコース最後の山、赤城山頂上

 

 

今回はきちんと点検・メンテしてから行ったので

ジェイドもノントラブルで絶好調でしたキラキラ

 

 

ただこの日は6月としては観測史上初の最高気温40℃越えの酷暑で

 

 

赤城山を下って帰路のちょうどその時間に

この全国初 6月としては史上初の40.1℃を記録した伊勢崎市を走っていたという

 

滝汗 ・・・

 

40℃の気温の中をバイクで走るって

全身で受ける風は体温よりはるかに高い熱風

風を切って走る爽快感なんてこんな環境では皆無

 

走っても地獄

止まったら強烈な日差しと股の下のエンジンからわき上がる熱気でさらに地獄炎

 

マジで熱中症の心配をしながら

なんとか今回は無事に帰ってこれたのでした

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

途中故障で断念した前回ツーリングのリベンジツー

そして最後は史上初の40℃越えの記録が出たその時その場所の国内最高気温をバイクで生身で体感してきたという

 

これまで数多くのツーリングに行ってきた中でも

多分一生忘れられない、記憶に残るツーリングとなりました(;^ω^)