TS200R の続きです。
ピストン、リング、小端ベアリング、ワッシャーを交換します。
トップリングはキーストン、セカンドリングはフラットです。
TとSは役割が違い別物です。
リングのTとSの刻印がない場合は形状見れば取り付け間違いを防ぐことが出来ます。
Tリング、Sリングの上下向きがあります。
エキスパンダはSリングの内側にセットします。
クリップは面取りして取り付けます。
新しいピストンは横に磨いておきます。
ギリギリな設計であります。
排気バルブは対策パーツに交換してあるので、大丈夫かと思いますが。
センター出ししてシリンダーを取り付けます。
ヘッドを取り付けます。
フレームの泥を落としエンジンを搭載します。
軽くキャブを掃除しニードルとノズルを交換します。
プランジャーは中のゴム部分がヘタっています。
ヘタると、ここからガス漏れを起こし常に全体的に燃調が濃くなってしまいます。
少し重めに感じたクラッチワイヤーも新品に交換しました。
新品に交換すると結構変わります。
クラッチ操作重いと疲れます。
エンジンを搭載しいろんな部品を取り付けます。
コンプレッションは問題なさそうです。
排気デバイスプーリーワイヤーを調整します。
スプロケットのビスは新品に交換します。
シフトカラーもにしました。
チェーンやカバーを取り付け完成です。
エンジンをかけアイドリングで暖機しアイドリング調整をします。
異音もなく吹け上がりも良いです。
とりあえず20Km程走ってきましたがミッション、電装系もバッチリです。
当たり前ですが、2枚刃の時よりも調子が良いです。
エンジンの振動も減りました。
前の人は故意的にピストンとバルブの衝突を未然に防ぐ為に手を入れたのでしょうが、対策パーツに交換しシリンダーもメンテしてあるので、耐久性も性能もこちらの方が良いと思います。
大変お待たせして申し訳ありませんでした。
OH後はやはり暖機慣らしは必要になります。100Km程走行後納車いたします。
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