これは自分の家から一番近いスーパーにいる警備員の話です。

その人は警備員にも関わらずとにかくお店の商品のことを熟知していて、店内の見回りをしながら商品の説明をしたり商品の陳列をしたりなど、警備員とは思えない働きっぷりで近所のひとからも絶大な支持を得ていました。

店員でさえやらないような些細な作業に見入ってしまいました。

細かな気遣いは数えきれないくらいあります。

例えば駐輪場に止めてある自転車のスタンドが緩くなっているものを見つけしっかりスタンドを立て直すなど、普通では細かすぎて気付かないようなことを平気でやってのける姿はとてもお店の警備に特化した人とは思えませんでした。

そんな警備員のスカッとする話はたくさんあるのですが中でもすごくスカッとしたのがスーパーの前にある、道路の横断歩道は押しボタン式なのですがそのボタンをスーパーからお客さんが出る前に押しお客さんがスムーズに横断できるようにしていました。

お年寄りや自転車に乗っている人はボタンを押しにくいため非常に助かると思います。

このような瞬間を目の当たりにした自分はとてもいい気分になりこのスーパーを利用したいと思いました。

偶然に起きたスカッとではなく起こるべきして起こったスカッとなのでより気持ちがよかった。

スーパーの警備員さんがそこまでやらなくてもと中には思う人もいるかもしれない。

しかしこの警備員のおかげで売り上げやスーパーの印象が上がったことは間違いないと思う。




引用元:スカッとするスーパーの警備員

これは私が某牛丼チェーン店で働いていた時の話です。

基本的に私の働いていたお店は昼忙しく、夜はゆったりで従業員2、3人で回転させられるようなお店でした。

私は基本的にお昼メインで働いていて、たまに夜の人員がどうしても足りない!という時に夜勤務していました。

当時フリーターだったのでどの時間帯でも対応できるのが強みでしたね。

夜の時間帯の従業員は学生さんが多く、私は昼の時間帯も忙しいながらもこなせていたので夜の時間帯は店長がいない時の店長代理のような、その時間帯の責任者でした。

その時はまだ勤務し始めて3か月くらいの学生新人さんと組んで働いていました。

基本的な分担は私が後ろ(厨房)、新人さんはフロアを走って(基本接客、商品提供、レジ打ち等)もらいました。

後ろに居てもフロアを見渡せるので前が詰まってきたり、何かトラブルやフロアの人では対応できない場合は私がフロアに出て対応することが可能で運営するにあたって臨機応変に対応できることが強みです。

そして問題のお客様が来店されました。

その人はお持ち帰りで牛丼弁当を注文されたのですが、ご飯とお肉を別々の容器にしてほしいと言ってこられました。

記憶があやふやなのですがお弁当だと380円で、別々にするとその値段より少し(10円とか20円だった記憶)上がってしまうのです。

その説明を新人さんでは難しそうだったので後ろにいた私がしたところ「〇〇(他の牛丼チェーン店)ではやってくれたのに」と仰いました。

そうだね、牛丼だと持って帰って食べるときに牛丼のつゆがご飯に染みてべちゃべちゃになるの嫌がる人いるもんね。
「申し訳ございません。ここは〇〇(他の牛丼チェーン店)ではございませんので牛丼と同じ値段で別々にすることはできません」と丁重にお断りしました。容器代もあるしね!

そのお客様はその後あっさりと帰られました。

女だからゴネたら行けるだろうと甘く見られてたんですかね?残念ながら牛丼チェーン店で働くととんでもなくメンタルが鍛えられるのでその手は通用しません。

新人さんも「とうふさん笑顔で怖かったけどスカッとしました!」と言ってくれたので私も満足でした。

一部始終を見ていた店内でお召し上がりのお客様からも拍手が(笑)

その他のチェーン店は知りませんが、私の働いていた店の決まりは守らないとね!その後しばらくしてもクレーム等も来なかったので言って良かったと思ってます。

安いのが売りの牛丼チェーン店はとにかく色んな人が来ます。メンタル鍛えられます。




引用元:牛丼チェーン店で働いてたときのスカッとする返し

私が20代前半に建築関係のショールームで働いていた時のことです。

男性によくいるのですが若い女は何も知らないとでも思っているのか、こちらが紹介する商品や知識をことごとく否定するのです。

しかも「これは○○だから。」と必ず俺は知ってるアピール。

たいていご夫婦でいらっしゃるのですが、家でもそうなのかさっきまでにこやかに話してくれていた奥さんが旦那さんがグチグチ言い始めるとピタッと黙ってしまうんです。

言い返したり諭すと余計にうるさいのがわかっているのかただただ終わるのをじっと待つばかり。

私も最初は律儀にやんわりと言い返したり訂正したりしていたのですが、その度にさらに言い返され、ご主人はだんだんと怒りモードに…

私も進まなくてかなり腹がたっていたんですが、接客業なので怒るわけにもいかないのでどうしようかと困り果てました。

途中で面倒くさくなり、旦那さんは無視して奥さんに話しかけてみたんです。
「ご主人様ってこんなによくご存知なら奥様も助かりますね」と。

すこぶる笑顔で言うと、目の前だけどでも間接的に褒められた旦那さんがちょっと照れたんです。

これだ!と思いつき、そこからはことあるごとに奥様に旦那様すごいですねと褒めまくりました。

旦那さんも機嫌がよくなり、奥さんにも笑顔が戻りました。

腹がたっていたヤケクソの私も旦那さんの可愛い一面を見てなんだかほっこりとしました。

みんなが嫌な思いをせずに笑顔でスカッとした出来事でした。




引用元:知ったかおじさんにスカッとする話