パリ、1874年4月15日夕方8時、カプシーヌ大通り35 番地にある有名な写真家ナダールの旧スタジオ。建物の2階と3階には約30人の画家が集まり、約165点の作品を一般公開しました。


この展覧会には、サロン以外の場所で展示することを選んだアーティストたちが集まりました。野心的、挑発的、先見の明のある...彼らの名前は、クロード モネ、オーギュスト ルノワール、ベルト モリゾ、ポール セザンヌ、カミーユ ピサロ、エドガー ドガ.....


バーチャル リアリティ 

ヘッドセットを装備して、初めて再現された最初の印象派展の居心地の良い場所に入り、まだこの時点では不確かな運命を背負った若い芸術家であった彼らに会いましょう。散策しながら、印象派の始まりとなった場所への小旅行に出かけましょう。こうしてあなたはサロンに連れて行かれ、次にこの展覧会のアイデアが生まれた画家フレデリック・バジールのスタジオに連れて行かれ、あるいはモネとルノワールが一緒に絵を描いたグルヌイユ島にさえも連れて行かれるでしょう。

最後にル・アーブルへ。モネは有名な絵画『 印象、ソレイユ・レヴォン(日の出)』を制作しました。これらを通じて、グループのメンバーを結び付けるつながり、彼らの探求の内容、そして彼らが発明していた芸術運動の重要性をより深く理解できるようになります。


青いドレスが案内役の女性、ブログ①のルノワールの絵の女性のお洋服とよく似ています。



この経験は、ナダールのワークショップとそこで行われた展覧会の両方を可能な限り忠実に再現するために必要な情報源をまとめることができた綿密な調査に基づいています。3D 再構成と仮想現実の専門家の取り組みとオルセー美術館の科学的指導のおかげで、この体験はあなたを美術史におけるこの重大な出来事への参加へと誘います。


以上はオルセー美術館からの引用です。

加えてこういう注意書きが添えてありました。

体験は11歳から推奨、8歳未満は参加不可。

使用されているテクノロジーを考慮すると、妊娠中の女性、心臓に問題がある人、てんかん発作や片頭痛を起こしやすい人、平衡感覚や運動能力に問題がある人(私はまさにこのタイプ!)には、仮想現実体験は推奨されないことを思い出してください。

訪問を快適にするために、手動車椅子をご利用いただけますが、単独で、または同伴者と一緒に使用する必要があります。 

安全性と旅行上の理由から、歩行器や電動車椅子をご利用の方は、私たちの体験をご利用いただくことはできません。


以前(2022年5月)同じようなバーチャルリアリティ《 Éternelle Nôtre-Dame 》を体験したことがあります。

https://youtu.be/vGC89oPLtao?si=YB59IKqsuhG6v805


実はこの日、朝から具合が悪く嫌な予感はあったのですが朝薬局でコロナの検査をしたら陰性だったので無理して出かけ参加、高所恐怖症の私にはかなり厳しい体験となりフラフラ〜最後のほうでは遂に転倒。身につけた重い装具のせいで直ぐには起き上がれず、飛んできてくれた係員に助け起こされ一応事なきを得ました。

しかしその後体調が悪化、翌日の検査ではコロナ陽性反応が😱‼️

一緒にバーチャル体験に参加した友人夫妻がコロナに罹ることなく数日後無事に日本に帰国できたのが不幸中の幸いでした。もしもあの時私のせいで彼らも罹患していたら悔やんでも悔やみ切れなかったことでしょう。


なので今回、前田恵美子先生からこのバーチャル体験もご一緒しましょう、というお誘いを受けた時は正直言って「😱!」という感じでした。しかしよく考えて、あの時はコロナに既に罹っていて体調が悪かった事による転倒だろうし、今回は体調に問題も無いし大丈夫🙆‍♀️と自らを奮い立たせて参加しました。


ノートルダムの時のようにリュックサックのようなものを背負う必要はなくヘッドセットを着けるだけ、と先生からお聞きしたのも安心材料のひとつです。


ノートルダムの時はこんな感じでリュックサックのようなものを背負わされました。これがかなりズシっと重くて肩に食い込む感じ😣



まあしかし.....

結果から言えばやはりちょっと辛かったです。

被るスタイルのメガネは想像していたより重かったし。

とにかく一番困るのは辛いと感じても一旦始まったが最後、途中で引き返したり休んだりすることが出来ない点です。

なのでせっかくの体験も楽しむ余裕は殆どなくて、むしろ後半はかなりしんどかったですが、目眩😵‍💫でフラつく足取りながらも最後まで頑張りました。


8歳以下に加えて◯◯歳以上も不可という項目を加えるべき?(笑)


でもそういう身体上の問題や心配事がない人にとっては、とても興味深い試みだと思います。

私のようにジェットコースターが超苦手で高所恐怖症の人は少し用心する必要があるかもしれませんが。


さわりの部分だけでもお楽しみくださいませ。

https://youtu.be/E2xvGDeK-P4




見終わってヘッドセットを係員にお返しして、出てきてホッとして見上げた時計😍


前田恵美子先生のお陰でこうして普段あまり入らないオルセー美術館にも行くことができて、またひとつひとつの作品やその時代背景に関する詳しい説明もお聞きでき本当に贅沢な時間でした。


こうして度々目にすることで好きと言う所まではいかないけれど少しずつ印象派の絵画にも親しみが湧いてきました。

根気強くお誘いくださる恵美子先生のお優しいお気持ちにひたすら感謝です❤️