地球を、どうしよう。 | ジャポニカ自由帳。

地球を、どうしよう。

 今、DVDでデイアフタートゥモローを観ている。物語は、南極の氷に亀裂が走るところから始まる。それはただの始まりに過ぎず、その後、津波、氷河期の到来というように、次から次に「自然災害」が地球を襲う。
 ぼくは、ここでいいたい。はたして、これをひとつの映画の、ひとつの物語として片付けていいものなのか、と。映画は、ぼくたちに、非現実的な空間を与えてくれる。ここに、ひとつの良さがある。ただ、同時に、それは現実というものについて、ぼくたちが考えるための「知」を与えてくれるものでもある。その影響力は多大だ。デイアフタートゥモローは、位置として、後者にあると思う。この映画を楽観的に受け取ることは、今生きている環境を無視することと等しいわけだ(当たり前だけど)。 
 ところで、つい最近まで地球が揺れていたらしい。原因は12月に発生したスマトラ島沖地震。オーストラリア国立大学(ANU)の調査でわかったことだ。続いて、1月9日のロイター通信によると、地球の縦揺れは発生直後、約20~30センチあり、その後、約1ミリにまで弱まったという。 ぼくは、この事実を知って、あらためて地球は生き物だということを実感した。だって、地球全体が揺れていたんだ!そして、それはたぶん、ぼくたちが思っている以上に弱い生き物なんだ!でも、その弱い存在が、少しだけ身震いをした時一番の影響を受けるのは、もっと弱い存在であるぼくたち人間なんだ。
まずは、「知る」ことから始めよう。