不動産の探し方　☆基本編☆

あなたはどのような条件で不動産をお探しでしょうか？

希望の条件というものはそれぞれ千差万別だと言えますが、これらは探していく中で変更が可能です。

一方で、「予算」というものについてはなかなか変更が利かないものだと言えます。予算と条件のバランスを認識、検討することがまずは

不動産探しで重要な要素だと言えます。

とは言えども、言うは易しで、やはり「予算内でより良い物件を（購入したい）」ならまだしも、無意識のうちに多くの方は　条件　≧　予算　ということが一般的に多いと言えます。

ある意味、不動産屋さん泣かせ的な部分でもありますが、私としてはこれはある意味、仕方がないと思っています。

というのは、誰でも多かれ少なかれ程度の差はあっても折角のマイホーム購入においては「夢」「希望」というものが

ありますので、出来ればそれらを叶えたいというのは誰でも共通して想いを抱かれているからです。

それに、誰だって高額な不動産購入において「失敗はしたくない」と思っているハズですから当然と言えます。

そのため、探し始めのお客様には「予算はともかく、あるとか無いとかも関係なくこういった条件の家、土地、マンションを希望しているということを聞かせて頂けませんか？」というところからスタートさせて頂くように努めています。

ある意味、不動産市場というものは相場はあっても「定価」というものが無い世界ですから、探していく中でご予算内で捉え方次第では魅力的な物件に出会うことはあるハズだと思っています。

もちろん、いつまでも予算内では出て来るハズのない条件で探されている方（も意外と多いのですが）はどこかで冷静に見直しをされることをお勧めします。そうしないといつまでも夢は夢のままで、実現出来ずにご本人にとって無駄な時間が経過してしまうからです。

さて、今回、ある土地を弊社顧客のＨ様にご紹介をさせて頂きました。この物件、ご紹介する際は「ご参考までに・・・」ということで強く推しは

しない内容での紹介とさせて頂きました。

でも、個人的には気になるかならないかでかなり捉え方も違ってくる物件と思われたため、気にならなければ（価格も含めて）非常に

良い物件だと思っています。

その「気になる、ならない」という点ですが、隣接地が葬儀場という位置づけです。これだけだと多くの方が「そうは言っても今回は絶対にＮＧ」というのがほとんどだと思います。

もちろん、隣接はしていますが、葬儀場の敷地が非常に広大で、ご紹介の土地からは建物が葬儀場の施設とは非常に離れており、葬儀場の敷地内は樹木が非常にたくさん植栽をされており、それによって当該土地と葬儀場は遮られており、目視の点でもほとんど気にならないといった位置づけとなっています。

Ｈ様には隣接地が葬儀場であるための価格設定であることをお伝えをしておりますが、ご紹介の翌日、早速、Ｈ様ご自身が現地に足を運ばれ確認をされ、「確かに浜口さんがおっしゃる通り、隣地は葬儀場だけれども全く気にならないような距離と樹木で遮られているなど新築した際も目線が室内から気になるような感じではないかもしれませんね。意外と良いかもしれません」といったご連絡を頂きました。