これは大きくなった時ｗ
１８の夏。
おお。。。はるか昔のことですなー。
むかーしむかしのことじゃったー・・・ ｗｗ
夏休みを利用して教習所へ通っていた頃のお話です。
高校の頃にバイクの免許は持っていたので、バイクで教習所に通っていました。
ぱるるん・・・
５０ｃｃですが、楽しいものです。
そうして教習所で担当になったのが、その頃女性の生徒さんが付くとセクハラをする（当時セクハラという言葉を知りませんでしたｗ）ので有名な先生が担当になりました。
同じ用に来ていた人に 「翆春さん、大丈夫？ 気をつけたほうがいいからね？」とよく言われていました。
ですが、うとい私はなにに気をつけるのか、さっぱり。
運転技術ですか？
お勉強ですか？ と、首をかしげたものでした。
（今ならわかりますけどねーｗｗ）
仮免に合格して路上に出ると、もうこちらの天下のように楽しくて、やんちゃな私は無茶をしますｗ
そんなある日。
その担当の先生が
「あのよー。翆春って、なに？」
と、聞きます。
いやー、学生ですが、なにか？ と聞けば、
「おまえ、女だろ？」と、大変に強烈失礼なことをおっしゃいます。
確かに色気はゼロよりも低いかもしれませんが、医学的にもどう見ても女なのですが、なんででしょうね？と聞きました。
そりゃ、聞きますよね？ 一応乙女ですから。
スカートはいて教習所に行っていたときもあるわけです。
ならば、こうおっしゃいました。
「オレがこの教習所に来て、手を出さなかったのって、おまえが初めてだ。」と。
・・・・・・えーっと、それはよろこんでいいのでしょうか？
「おまえがスカートはいてきた時とか、おおーかわいいじゃんかと思うだろ？」
お褒めに預かり光栄ですｗ
で？
「でよー。こう、なんだ、手を出そうとするだろ？」
おー、奇特なお方だ。
で？
「ならな？ 壁があるんだよ。 透明な。」
ほう。
透明な壁ですか。
「そこを無視して触ろうと思うとさ、バチン！と感電するんだよ。」
へえー。
「一度ハンドルのさばき方が危険で、思わず触った事があっただろ？」
ええ、このやろうぐらい握られましたね。
「あれは、死ぬかと思った。」
ほう。
「その日、最終の教習だったから良かったけどよ、右手がしびれたまま、動かなくてまいった。」
へえ。 それは大変な事でしたね。
「おまえ他人事だろ？」
ええ、まあ。
他人ですのでね。
それに、邪な気持ちが働くからですよ。
「で、おまえ、いったい何？ なんでそんなにガードが固いんだよ。 彼氏できないだろ。」
ええ、まあ。
今はいりませんしね。
ガードは。。。知りませんよ。
「まあ、いっか。 ほら、到着だぞ。」
へいへい。
きゅー・・・。←車を停車。
「お疲れ様でした。」
「はい。お疲れ様。今日の判子押しといたぞ。」
「ありがとうございます。」
「で、おまえは。いったいなんなんだよ。」
しつこいなー。
『うせろ、げろう』
「・・・」
「先生、さようならー」
「あ、ああ。またあした。」
次の日から担当の先生が休まれて、急遽違うおじいちゃん先生に換わりました。
そのおじいちゃん先生は、卒検の先生でもあるので好都合でしたが（怖い先生）、終わりの頃に
「翆春さん、いつも男の子と来てるのかい？ なんだか不思議ななりをした子と来てるんだね。」
と言われました。
いえ、バイクは５０ｃｃなので、２ケツは出来ませんしね。一人できていますよ。
「前の先生の時もよく来てただろ？ だから、あの先生なにもしなかったのかな？ よかったなー。」
そういえば、前の先生は、どうしたんですか？
「うーん、よくわからないんだけどね、辞めたんだよ。」
ほほー。
・・・大人の事情でしょうから、知りません。
「じゃ、翆春さんは今日で終わりだね。 お疲れ様でした。」
ありがとうございました。
終わりに握手をして、先生から本を貰って、帰ります。
「翆春さん、その子も免許取りに来るなら、俺がおしえてあげるよって、言ってやってよ、にらんでたらこわいよーってさ。あはははは。」
見えている人には、見えているんですねｗｗ
ま、いっか(^-^)
無事に終わったみたいですよ。守ってくれてありがとう。
翆春
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