ベアトリーチェ・ラナは、1993年にイタリアの音楽一家に生まれ、
4歳から音楽の勉強を始めます。
9歳の時にバッハのヘ短調協奏曲のソリストとしてオーケストラと共演し、12歳の時には非常に早熟な才能を認められ、イタリアの権威
ある奨学金を授与されました。
モノポリーのニーノ・ロータ音楽院でベネデット・ルーポに
指導を受け、16歳でピアノの学位を取得します。
また作曲はマルコ・デッラ・スイッカに学んでいます。同時に
イタリア、フランス、アメリカで開催されたマスター・クラスに参加し、ベロフ、チッコリーニ、ヤシンスキ、ティオリエ、ヴィルサラーゼら錚々たる顔ぶれから指導を受けています。
2011年のモントリオール国際コンクールに入賞、他にも多くの
コンクールで受賞し、
2013年6月にはヴァン・クライバーン国際コンクールで2位賞と
聴衆賞を獲得。
これが彼女の知名度を決定的にしました。すでに世界中のオ
ーケストラと共演し、多くのホールでリサイタルを行っています。
彼女は、ショパン:前奏曲&スクリャービン:ソナタのアルバム(ATMA)をリリースしていますが、今回の、名指揮者アントニオ
・パッパーノと聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団との共演による
アルバムは、プロコフィエフの第2番とチャイコフスキーの
第1番の協奏曲という、技巧と音楽性の両方を存分に披露
するというもの。伸びやかな歌心と確かなテクニックは、
間違いなく確かな才能の出現を感じさせるものです。
Beatrice Rana plays Chopin: 12 Études, Op. 25: No. 11 in A Minor
("Winter Wind")
Beatrice Rana: Goldberg Variations- Aria
Beatrice Rana plays Beethoven: Hammerklavier Sonata: IV. Largo
(Piano Sonata No. 29 in B-Flat Major)
Mendelssohn’s Piano Concerto in G Minor, Op. 25 -
Beatrice Rana (live)