では、パレットと色の準備が出来たので、色を使って筆に慣れてみましょう。


透明水彩の場合はポスターカラーや、ガッシュのようにベッタリ均一に塗るのではなく、水の動きをつかって、色を広げたり、繋いだりして色の広がっていくのを活かして表現します。


そこが、慣れるまではなかなか上手く出来ません。

最初に、使う色を全てすぐ使えるように、パレット上で溶いておきます。

混色する色も決めておき、あらかじめ作っておきます。いざ、使う時にガーン乾いてる!なんてことないように、タップリ作って下さい。

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ハガキ大の紙だったらこれくらい。あと、濃度も紙の上に置いて乾いた時の好みの濃度になるように何回もトライして下さい。



①色を置きます
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②水で洗った筆で少し水を含ませた状態で2つの色を繋ぎます。

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端の辺りから乾いてきますので、目を配りながら乾く前に濡れた筆で端を馴染ませて広げたりします。
そして、更に色を置いて繋げて行きます。

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水筆で、紙の上の色を引き寄せるように外側から筆を近づけて色に触ると、パッと広がります。

この時に水筆の水の量が多いと逆に色を押し返してしまいます。
何度もやって掴んで下さい。

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色と色を置いてその間に水を置いて繋いだり、水で濡らしながら色に合流して広げたり、この辺りのテクニックができると、透明水彩の表現が楽しく出来ます。

ただ、すぐに出来るようにならなくても気にしないでいいです!濡れてるうちに拭きとれば殆ど綺麗にとれます。

だいたい何年かして掴んできたかな?っていうぐらいの気長にかかるつもりで、こういう表現をしていくんだなということを知ってもらえたらと思います。


こんな感じに応用できるようになります
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18色のホルベイン透明水彩絵具を新しいパレットで色見本帳と共に作ってみました。

やはり、オペラ色が欲しいなと、使ってみて思いました。20色くらい色が入るパレットがあると他に買い足したい色ができた時にいいかもしれません。ニコニコ



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ではまた〜。