【再投稿】フランス・第2の故郷 エクサンプロヴァンスVol.34 | すいらんぶろぐ

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群馬県/フランス美大留学/芸大受験・美大受験予備校/カルチャースクール/介護保険認定アートデイサービス/企画画廊/学校教材/画材/総合デザイン研究所/他

突然のナンシーのヒロシ宅訪問から数か月後

ヒロシが近々日本に帰国すると言うので、

それなら

"今度はその前に一緒に旅をしよう!"

 

ということになって

ドイツに行くことにしたのですが

ストラスブルグからフランクフルトまでの

格安往復バスチケットをみつけて

それで行くことにしたので、

先ずはその時、初めてのストラスブルグへ・・・。


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何と、ストラスブルグはフランスなのにまるで異国。

それまで写真で見たことがあった、

ドイツの風景のようで、

年配の人たちはこそのころはまだ

アルザス語を話す人がいて

まるでドイツ語のよう・・・。

 

"これじゃ~まるで異国"

と思うのも無理はないですね~

でもストラスブルグは大きな町

さすがにアルザス国の元首都? 

だっただけのことはあります。

 

現在は街全体が世界遺産ですから・・・。


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本当に綺麗な街です。

せっかくストラスブルグに来たのだから と言って

シュークルートとアルザスの白ワインを飲もうと

レストランに入ったものの

ヒロシはとにかく脂っこいものが苦手だし、

シュークルットのキャベツの発酵酢漬けもダメ

 

でも僕は美味くて美味くて・・・


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酒飲みのヒロシはもっぱら白ワイン 

リスリングとミュスカ、ピノ・グリを

交互に飲んで上機嫌・・・。


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美味かった~!!

日本ではアルザスワインというと

もっぱらリスロングが有名だけど

当時、僕はまだあまりワインがよくわからなくて

でも、フルーテイーなミュスカが本当に美味しくて

飲みやすかった~!

日本でもきっと

女性に人気が出ると思うのですが・・・。

 

そして一泊は、ストラスブルグは宿が高そうなので

バスで適当に田舎の方に行ってみよう

ということになって

適当にバスに乗って郊外へ・・・。

 

バスの窓越しに外を見ていると、そののどかな風景が

本当に美しい。


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ある場所で、HOTEL という看板を見つけて

なんかいい雰囲気だったので

急遽バスから下ろしてもらい

そのホテルで一泊しよう

ということになってそのホテルへ。


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本当に小さなオーベルジュ(民宿)

でもすごくいい雰囲気で、

何部屋もあるわけではなさそう

聞いてみると運よく一部屋開いていて

そこに通されたら、本当に

”なんでヒロシと一緒うなんだろう~!!”

と 思わずため息

 

”ここはやっぱり彼女と来るところだよな~!!”

なんとも愛らしく、かわいらしい 

お伽の国の物語に出て来そうな

とにかく雰囲気のある部屋で

そこに大きなダブルベッドがあって、

ここに二人で寝るのかと、

思わず二人で噴き出してしまいました。

 

”絶対ここのホテルのフロントの人

僕らが出来ていると思っているよね~” と・・・。

本当に一泊素泊まりではもったいないような

超ステキなオーベルジュでした。

 

そして、翌朝 テクテクと歩きながら

パン屋のある場所を聞いて

なんともいい雰囲気の田舎の

一軒ポツンとあるパン屋を発見!

 

中には行ってみるととにかく本当にいい匂い。

そこには今までエクスや

ナンシーでも見たことのないような

 

パンがいっぱい!

せっかくこんな田舎に来たのだからと言って

田舎パン(パン ドウ カンパーニュ)を買って

二人で歩きながら食べてみると

何もつけなくても、とにかく美味い!!

 


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周りは固いけど、中はフワフワもっちりで

とにかく自然な小麦の香ばしさと

自然な甘みが口の中に広がってきて

絶品。

 

今でも、この時に食べたパンが今まで食べた中で

一番美味しいかな~・・・と。

たまたま見つけたパン屋だったけど

ただのパン屋ではなかったのかもしれません。

今思うとそんな気がします。

 

名前も控えなかったから、

どこだかも分からないのですが・・・。

 

で、それからストラスブルグへ戻り、

そこからバスに乗ってドイツ・フランクフルトへ

 

どのくらいの時間乗ったのかまったく記憶はないし

ドイツに入ってからも、ドイツ語は分からないので

フランス語か英語で・・・。


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10人に一人くらいはフランス語が話せる人もいて

さすがフランスに隣接している地域のせいか

ただドイツ人が勤勉なのか・・・・

到着したバスの到着場所から鉄道の駅まで

地下鉄に乗って、、、


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でもよくなんとかなったものだと今考えると、

若さゆえのパワーなのでしょう。

地下鉄の駅のキオスクでは、

フランスフルトソーセージや

いろいろな大きさや種類のソーセージが売っていて

その場で熱々のソーセージと

パンにはさんだサンドイッチを!

 

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”美味い!!”

 

ドイツで美味いと感じた、

本当に貴重な食べ物の一つでした。

 

そして、今回の目的地の一つ

マンハイムへ。


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マンハイムは語学学校の時に知り合った、

ドイツ人の女の子の実家があって

文通する中で、訪ねて行っていい 

ということになり

3泊泊めてもらいに行ったわけです。

 

とにかく僕もヒロシも、彼女のことが大好き。

頭がよくて、穏やかで、美人。

ドイツ人の女性の中ではあまり背も高くなくて

本当にあこがれの人だったのですが

彼女に

”家に泊まりに来てもいいわよ” 

と言われた時は 思わず 

”やった~!” 

 

そんなわけで、何とかマンハイムの駅に着いて

さすがにそこからは、タクシーで。

 

彼女の家の住所を伝えて連れて行ってもらいました。

閑静な住宅街の2軒続きの1軒。

 

でも日本のイメージとは違って、

とても大きな家でした。

 

その日の夜は、彼女の両親と妹も一緒に

6人で夕食。

 

確かドイツハンバーグとマッシュポテト。

お母さん渾身の料理だったのだと思います。

みんな、フランス語と英語とドイツ語が飛び交って・・・。

よく覚えていないのですが、

とにかく僕らは何故か緊張していて

彼女ともそれほど親しかったわけではないのに

彼女と一緒にいるだけでとてもほっとしたものでした。

 

そしてクタクタな一日目の夜が終了しました~。


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