TEAC VRDS-10  の修理

テーマ:

VRDS-10の画像

1992年に発売されたTEAC VRDS -10

1992年第8回FMfanダイナミック大賞で優秀賞に選ばれています。この上位機種にはVRDS-20がありますが、こちらはFMfanダイナミック大賞には選ばれていません。CPから10の方が評価されたのでしょう。

 

長岡先生が評価していたオーディオを取集している私にとっては、是非手に入れたいプレーヤーの一台です。ヤフオクでは時折出品されていますが、ジャンク品でも高値がついてしまいなかなか入手することができませんでした。

 

今回、かなり奮発してトレイが開かないというジャンク品を入手。

 

以前、VRDS-20を修理した時も同じ症状で、修理経験がありますので、ほぼ間違いなくベルトの劣化が原因であると確信し、さっそく解体に取り掛かります。

 

メカを取り外すには、左右の基板を外さなければなりません。全部取り外すとこんな感じになります。20は銅製の筐体でまばゆいばかりでしたが、コストを抑えた10はスチール製です。

 

何かとても残念な感じ・・・・(^-^;

 

やはり、ベルトが溶けてました・・・

 

20の時は、CDリフト機構を全てばらしましたが、今回は、ばらさずに交換してみました。

 

リフターを上限ぎりぎりまで上げて、プーリーを外します。リフターを上げるとモーターの左にあるモームギアが取り外すことができるので、奥側だけを外して、ベルトを通します。ベルトは、モーターでモームギアを駆動すためのもので、場所が場所だけに交換がとても面倒・・・

 

今回はばらしを最小限に抑えた方法で交換しましたが、グリスがどうしてもベルトを汚してしまうので、ベルトをしっかりかける前にパーツクリーナーでグリスを除去しておく必要があります。

 

トレイベルトは、難なく交換することができます。2本とも直径22㎜。

 

基板も外したので、電解コンデンサーを全て交換。

 

逆順で組み上げて、完了。

 

正常にトレイが開閉するようになりました。ピックアップは生きていたようで、すんなりと再生するようになりました。

 

確かに、音は20と大差ないですね。レンジが広く、ダイナミックな音を聴かせてくれます。筐体を銅製にしても音が変わらないのですから、当然CPの観点から考えると10に軍配が上がるのは頷けます。

 

20の場合はXLR端子が付いているので、この端子を使い方は20を買うしかないでしょう。筐体が銅製であることとXLR端子が付いていることで10万UPというのは、経済的に余裕のある人出ない限り、10を選ぶでしょうね・・・・もちろん、個々のパーツもグレードはアップしているでしょうけれども、音を聴く限り、その違いは分かりません・・・歳のせいかもしれませんが・・・・('ω')