今朝、起きるの、つらかった。

半分布団を出たところでさらに寝落ちして、

起きるべき時間の40分後に、

仕事のことが頭をよぎって、飛び起きた。

 

きょうは午後、自分の担当者の、

地域ケア会議

というのを、開催する日だった。

 

 

最近他市からアパートに転入してきた、

男性の独居高齢者。

ゴミ捨てのルールを覚えられない。

明らかに、認知症状がある。

燃えるゴミは収集されずに置いて行かれてカラスが散らかす。

プラ容器は散らばって近隣の庭に飛んでいくし、

そうした苦情を、

本人に言っても忘れてしまうため、

すぐ裏手に住むアパートのオーナーが、

代わりに近隣から苦情を言われている。

オーナーも高齢で、

いっしょうけんめいゴミの出し方を教えたり、

散らかったのを片付けたりしているが、

心労のため体調を崩し眠れなくなっている。

オーナーの娘さんは、

なぜ認知症の高齢者にアパートを貸したのかと、

賃貸借契約を仲介した不動産屋に対して怒る。

その怒りは当然で、

ふつうならアパートではなく、施設を探す状況だ。

実際に契約をした不動産屋の社員は、すでに辞めていて、

その上司が対応しているが、

住んでしまった以上、出て行けとは言えないそうだ。

で、当の本人は、

何を言われてもどこ吹く風で、マイペースに暮らしている。

介護保険の申請も、必要ないと拒んでいる。

いわゆる介入拒否だ。

 

・・・なかなか手強いケースだ。

本人にどうアプローチするかだけでなく、

苦情を言ってくる近隣住人にも認知症を理解してもらい、

攻撃、排除しようとする非寛容な地域性を、

温かい声かけや見守りができる地域に変えていく必要がある。

これから地域に認知症の人がどんどん増えていくのだから。

そういった地域作り、コミュニティソーシャルワークが、

地域包括支援センターの主な任務の一つだ。

 

個人の課題から地域の課題を引き出すアプローチが、

地域ケア会議。

で、

当事者だけでなく民生委員や市の職員なども含めて、

10人ほどに集まったもらった。

カンファの時間は1時間。

 

どう話を回していくか、

昨夜はそれが気になって、

なかなか寝付けなかった。

 

 

で、仕事はそれだけじゃないので、

やっぱり残業にもなった。

 

でもきょうは、

スポーツクラブの競泳練習に行った。

ほぼ1ヶ月ぶり。

 

出し切った感のある1日だった。