今回、紹介しますのは、柴崎春通先生の
『水彩画の基本〜山の重なりを描くコツ 4分講座
How to draw overlap of the mountain | 4MIN Watercolor Tips』
動画です。
下描きから色塗りまで説明されていて、とってもわかりやすいです!!
メイキング動画の内容を簡単に紹介します!
澄んだ空気を通して見える、山の重なりを描いてみます。
一番奥の山、真ん中の山、一番手前の山と3連の山を描いています。
空は、上の方が水色で下の方は黄色のグラデーションです。
①もっとも遠い山は青紫色で単純に描きます。
上の方が青紫色で下の方につれて、薄くグラデーションにします。
②その手前の山は、暖色を下地に置いたりして濃い青紫色を重ねてみます。雪を残したり、山の質感を描いたりしますが、澄んだ空気を通して見てるので、山の稜線はくっきりです。
ガラスかプラスチックの棒でこすって質感を出しています。
③一番手前の山はもっと暗く、もう少し複雑に描き込みます。
濃い青紫色で塗ってから黄色や赤色を少し足しています。
山の麓の方は、空気が滞留するので明るくします。
緑色を少し入れて塗っています。
小さいタッチで、岩の変化や山の斜面にある木々の緑色なども加えています。緑色や濃い黄緑色なども足しています。ずっと奥行きが出てきます。
このくらい遠くと近くの山の変化を極端につけると、
綺麗な空気を通した風景が見えてきます。
④水面は割り切って、水平なタッチを重ねます。
薄めの青紫色を太めに描いてから、濃い青紫色を細く引いて描いています。反射した光は、水をつけた筆で縦に線を入れて描いています。
⑤手前にある草原は平面感を出してみます。
暖色系で黄色や赤色を重ねていきます。少し細かく描いていきます。青色などの強い色を入れると、もっとメリハリが出てきます。
草原の遠くの方は、少し濁った黄緑色を使うと、湖に向かって奥行が出てきます。
⑥この絵の澄んだ空気を惹きたてるのが、遠くに見える暗めの木々です。これで山々がずっと遠くになって、空間感がいっそう出ます。
グレーに近い濃い緑色で、縦線に少し横線も描いて木々を描いていきます。ちょっとずつ色を楽しんで、黄緑色や青紫色なども入れてみます。最後に前景の方に、色を加えたり取ったりして完成です。
ポイントは
山の稜線をくっきりと描くことです。
さらっと描いていてあっという間に、1枚の素敵な風景画が出来上がってしまってもうびっくりです!すごく綺麗です!
こんな風景画をさらっと描けたら、すごく楽しそうだなぁと思います。
この動画を参考にして、私も挑戦したいと思います!!
さらっと描けるまでには、まだまだ描いて勉強ですね